ワタナベエンターテインメント 来年4月に「渡辺ミュージカル芸術学院」開校

大手芸能事務所・ワタナベエンターテインメントが、世界レベルの力を持つミュージカル俳優を育成するためのスクール「渡辺ミュージカル芸術学院」を来年4月に開校することが28日、発表された。
素晴らしい作品を生み出す一流のクリエイター、「教育」をライフワークする芸術家らから技術を学びながら、発表の場を通じて魅(み)せる力を身に付け、「人間」として深みのある表現ができるミュージカル俳優の育成を目指した育成機関。同学院の1期生(19年4月から2年間)の募集(1年間のレッスン終了後、進級時に進級試験あり)と、最優秀者特典として「ワタナベエンターテインメント所属」「学費全額免除」が与えられる特待生オーディションを併せて実施する。
対象年齢は15歳(高校生以上)から29歳までの男女。募集人数は男女計20人程度を予定。年間35週のレッスンが実施される。レッスン監修および講師は演技…池内美奈子氏、田中麻衣子氏、豊田めぐみ氏、栗山民也氏(特別講師)。ダンス…前田清実氏、木村晶子氏、米島史子氏。バレエ…高岸直樹氏。歌…山川高風氏、やまぐちあきこ氏。
ワタナベエンターテイメント代表取締役社長で、同学院の渡辺ミキ理事長は「ワタナベエデュケーショングループは、2004年の開校以降、表現者がエンターテイメントを創造するため、さまざまな能力を身につけるための人材育成を行ってきました。
そしていよいよ、私の夢でもあり、長年構想を重ねてきた、本物のミュージカルスターを生み出すための育成環境『渡辺ミュージカル芸術学院』を開校します。
当学院では、トップクリエイターの方々を講師としてお迎えし、歌、バレエ、ジャズダンス等の基礎を徹底的に学び、さらにストレートプレイや映像と同じように、深くナチュラルに『人間』を表現できるミュージカル俳優の育成を目指しています。
ミュージカルを愛する若者たちが、物語の要を担う俳優であり、魅力的な歌手であり、力強いダンサーでもある、そんな素晴らしいミュージカル俳優になれるよう、全力で支えたいと思っています。
『世界レベルの力を持つ日本のミュージカル俳優を育成したい』その想いを実現させる礎となるのが、この渡辺ミュージカル芸術学院です」とコメントした。
マルシア(49)は「ミュージカルは総合演出でいろいろな要素を一瞬で全てをやらなくちゃいけない。歌、演技、ダンス、何より心を、魂を伝える。役を生きるということに取り組まなければいけないものです。そのためには、やはり基礎は大事。踊りだけ芝居だけではダメ。渡辺ミュージカル芸術学院では、それぞれの分野をしっかりと学べ、ベースの部分をしっかりと築けるのは良いことだと思います。いつか舞台にみなさんと一緒に立てる日を楽しみにしています」
城田優(32)は「ミュージカルはエンターテイメントの王様だと思っています。歌、演技、芝居、さらには時によっては殺陣、アクロバットなどたくさんの要素が求められるのがミュージカルです。難易度は高いのですが、同時に圧倒的に高い達成感が得られると思っています。千秋楽のステージの上から見えるお客様や声援がいつも糧になって、次の作品も頑張ろうと思えます。いつか同じステージに立って一緒に共演できるようなことがあればうれしく思います」