今季、地曳さんがイチオシのレギンスとは?
編集N ヘルシーなボディ作りには運動が不可欠。モードラバーにはすっかり定着したアスレジャースタイルですが、ビギナーにおすすめのアイテムはありますか?
地曳 レギンスをおさえておけば間違いありません。あくまでファッションの一部として取り入れるのが、今年らしく見せるポイントです。
編集N 地曳さんのおすすめはアディダス バイ ステラ マッカートニー(ADIDAS BY STELLA McCARTNEY) 。ワークアウト用とは思えないスタイリッシュさです!
地曳 セレブっぽくジム通いしたい人にとってはまさに理想の一枚。シックなグレーだけど異素材の切り替えでメリハリも効いています。見た目はもちろん、機能性も重視したいので、スポーツブランドのレギンスはオススメですね。
編集N ピンクの差し色も素敵ですね! 履きこなす上でのアドバイスはありますか?
地曳 レギンスを履いたときに、一番気になるのが腰回り。ボディに自信がある方以外はカバーするのがベターでしょう。スタイルを良く見せる足もとのバランス作りも重要です。
ジジ・ハディッドはアスレジャースタイルの達人!
編集N ではここからはセレブのスナップをもとに着こなしの具体的なアドバイスをお願いします! アスレジャースタイルの火付け役としても知られるジジ・ハディッドはさすがの着こなしです。
地曳 文句なしに素敵! 上級者らしくレッド系のカラーを取り入れることで、無難な印象を回避しているところも含めて完璧ですね。パーカを腰巻きすることで気になる部分をさらっとカバーしているのもお上手。これは皆さんにも盗んで欲しいテクニックです。
編集N 近頃ヘビロテ中のキャットアイサングラスも良いアクセントになっていますね。シースルーのシャツ合わせも今年らしい!
**地曳 ともすれば味気なくなってしまうアスレジャースタイルには、エッジィなアクセサリー使いが有効です。**そして彼女はスニーカーのバランスがまた素晴らしい。 光沢のあるホワイトがスタイリッシュですね。
編集N バッグを持たない潔さにも、余裕を感じます…。
地曳 最近はスマホにお財布機能も付いていたりするし、これぐらい身軽なほうがいいわよね。これぞ理想的な21世紀のジムスタイル!
足もとのバランスにスタイルアップの秘訣が。
編集N セレーナ・ゴメスはモードに黒で統一しています。無難にまとめているのに、なぜクールに見えるのでしょう?
地曳 一見シンプルに思えるけれど、これは計算しつくされたスタイルです。**腰長めのトップをチョイスして、絶妙に腰回りを回りをカバーするトップの長さが絶妙で、これは皆さんも取り入れやすい着こなしだと思います。**こういう短め丈のレギンスもまた今年流行っているわよね。
編集N 短め丈のレギンスを着こなすポイントは何でしょう?
地曳 短め丈を選ぶなら、セレーナみたいにローカットのスニーカーを合わせるのがオススメよ。靴下も短めにね。足首をしっかりと見せることで良い抜け感が出て、身長がそんなに高くない人でもバランスアップが可能になります。
編集N 日本人にも参考にしやすいテクニックですね! その他アドバイスはありますか?
地曳 しいて言えばこの味気ないイヤホンだけが残念。ヴィヴィッドなカラーのBluetoothヘッドフォンなど、もう少しアクセントになるガジェットを取り入れたら、よりファッショナブルになると思うわ。
きれいめシューズの合わせ技には落とし穴が。
編集N エマ・ロバーツはニュアンスのあるカラーレギンスとサングラスをリンクさせていますね。
地曳 色素の薄い彼女にはお似合いね。それより私は足もとが気になりますね。スリッポン自体はとっても素敵だけれども、なぜワークアウトスタイルに合わせたのかしら…。トレンドアイテムといえど、TPOを間違えると残念な結果になってしまうので、要注意です。
編集N 確かに。こういうスポーティなスタイルには、スニーカーのほうがしっくり来ますよね。
地曳 ボリューム感のあるダッドスニーカーとかだったらパーフェクトなのに! そして、バランスという点でいうと、トップを下げて着てしまっているのも残念です。胸もとが間延びして見えるので、引き上げて正しい位置で着るべき。
編集N お腹まわりの肌見せを抑えたかったのでしょうか…。
地曳 お腹は、見せるなら潔く。中途半端は厳禁です。隠したいならジジのようにアウターを腰巻きするか、セレーナのように長めのトップを選んで!
地曳さんの私物コーデで、ワンポイントアドバイス。
ヨガに行くときはこんなスタイルが定番。レギンス&ブラトップだけだと露出が気になるので、以前ご紹介したメンズのアノラックをプラス。
足もとは夏にぴったりの軽いナイキ(NIKE)です。レギンスはデザイン性の高いものや、ユニクロ(UNIQLO)などのプチプラを気分によって使い分けていますね。
写真のレギンスはアディダス バイ ステラ マッカートニー(ADIDAS BY STELLA McCARTNEY) 。メッシュの切り替えがポイントです。
最近はわざわざジムで着替えるのではなく、最初からワークアウトコーデでジムに行くというのが日本でもだいぶ定着してきたような気がします。それだけで不思議とスタイリッシュに見えるから今年こそ堂々とトライしてみてください。手荷物はなるべく少なく、身軽に!
そして**レギンスは履く人の肉付きや骨格によってだいぶ見え方が変わるもの。ハイウエストのつもりが、意外とそうでもなかった…なんてこともあるので、試着することが大切です。**体型に自信がない方は腰巻きなどをうまく活用して、スタイルよく見せてくださいね。
Text: Asa Takeuchi Editor: Airi Nakano