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アルプスが育んだ、エレオノーレ大公女の知的でエレガントな輝き。【#ワールドビューティーゴシップ】

父のカール・ハプスブルグ=ロートリンゲン大公から政治を、母のフランツェスカ・ティッセン=ボルネミッサから芸術を受け継いだ、知性と美。オーストリア最後の皇帝のひ孫である生粋のブルーブラッドは、アルプスの大自然に育まれて。
ブロンドのツヤ髪が美しいエレオノーレ。一点の曇りもないクリアな素肌との相乗効果で、エレガントなオーラに包まれて。 Photo: David M. Benett/Getty Images

1994年ザルツブルグに生まれ、プロレーサーでもある弟のフェルディナンドと、姉と並ぶ美しさを誇る妹のグロリアとともに、映画『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ家さながらにアルプスで育ったというエレオノーレ・フォン・ハプスブルグ=ロートリンゲン。スイスの名門校「ル・ロゼ」を経て、ロンドンでビジネスと法学を学んだ彼女は、昨年「ドルチェ&ガッバーナ」のショー(2018年春夏)でその美貌とウォーキングを世界に披露した。

尊敬する女性は同じ家系図上にいる“祖先”でもあり、あのマリー・アントワネットの母でもあるハプスブルグ家唯一の女帝マリア・テレジアというオーストリア大公女。ウィーンのティッセン=ボルネミッサ現代美術財団理事長でもある母の影響からか、彼女のインスタグラムでは美術品収集家としての姿が見られ、さまざまな世界遺産の風景も。さらに、ボーイフレンドとのツーショットや、24歳の誕生日には仲良しのキティ・スペンサーらソーシャライトたちから“HAPPY BIRTHDAY”のメッセージも寄せられている。

オフの時はカントリーサイドでスキーと乗馬をして身体を動かす事が大好きなのだとか。透き通るように美しい彼女の肌とツヤやかでなめらかな髪の秘密は、アルプスの澄んだ空気と大自然にあるに違いない。

2018年春夏のドルチェ&ガッバーナのランウェイに登場。ダイアナ元妃の姪、キティ・スペンサーなど、多くの“貴族ミレニアル”たちが集合した。 Photo: Jacopo Raule/Getty Images
母、フランツェスカと美術館のエキシヴィジョンへ。品のあるシンプルルックに合わせたのは、エッジを効かせたヴァレンティノのスタッズシューズ。 Photo: Europa Press/Europa Press via Getty Images

Text: Masami Yokoyama