FASHION / Editors

今年のかごバッグは、クラフトタイプを。(Moe Tsukamoto)

それぞれの地域の伝統や、職人技を受け継いで作られるかごバッグは、使い込めば使い込むほど味がでるものが多い。今年選びたいサマーバスケットは、そんなクラフトマンシップを感じるタイプを選びたいです。

あけびの手提げかご(青森)

あけびの手提げかご/kagoami.com

強力で良質なあけびのつるで作られる青森産の手提げかごバッグ。採取されたつるは、長い時では2年もの期間乾燥されるとか。こちらの弘前産のタイプは、「織編み」と呼ばれる技法で編み込まれていて、かなりの手間がかかっているようです。バケツ型やボックス型など、さまざまなフォルムがありますが、こちらの特殊な形が可愛いだけでなく、収納も良さそうで気に入りました。リング部分が、少しレトロな雰囲気も醸し出しています。

キャサリン・エックハルト(ガーナ)

ガーナ産のかごバッグ/www.kathrineckhardt.com

アフリカ、ガーナの首都アクラで作られるキャサリン・エックハルト(KATHRIN ECKHARDT STUDIO)のかごバッグ。現地で採取されたわらと、伝統的な技術で作られる独特なデザインに惹かれます。ガーナの文化とクラフトマンシップから温かみの感じられるディテール。バケツのフォルムや、ハンドルはモダンでタイムレスな雰囲気も。

鈴竹のおでかけかご(岩手)

鈴竹のおでかけかご/kagoami.com

すず竹を編み込んだ軽量のおでかけかご。同じ日本でも竹の種類や編み方がさまざまあり、こちらのバッグは古くから受け継がれてきた岩手産。薄さがポイントで、ちょっとしたお出かけに重宝したいアイテムです。竹は大切に使えば、長持ちするそうなので雑誌の収納など、インテリアアイテムとしても使えそうです。

センシ スタジオ(エクアドル)

かごバッグ/www.sensistudio.com

アーティザナルなパナマハットや、かごバッグなど、わらベースのアイテムで知られるセンシ スタジオ(SENSI STUDIO)。パナマハット発祥地エクアドル現地の職人に受け継がれた技と、モダンなデザインがミックスされたバッグは、デイリーなコーデに合わせたいアイテムです。すべて職人の手作業で作られるため、1つのバッグを作るのに2、3日かかるそう。パナマハットと同じトキヤ草だけが使用されていて、上品で高級感が感じられます。

Moe Tsukamoto