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田舎で起業するメリットとデメリットについて

[投稿日]2016/07/28 / [最終更新日]2021/11/30

田舎で起業するメリットとデメリットについて

田舎で起業をする人が増えている?

一言で「起業」と言っても、起業に対するイメージは人それぞれ色々な形で存在します。

皆さんは起業に対してどんなイメージを持たれているでしょうか?そして、そのイメージはきっと皆さんの人生の喜び、悲しみといった様々な経験を反映させたイメージであると考えられます。

それは多くの場合、私達日本人の生活は良くも悪くも、一日の多くの時間を割くことになる仕事を軸に考えられていて、その「仕事」に対して常に一側面を接しているのが「起業」という言葉に他ならないからです。

そして、それが「起業」のイメージにやはり直結するわけですが、東京のど真ん中でオフィスを持って毎日慌しく業務をこなす、自由と大金を手に入れる、成功者はプライベートの時間も手に入れ、失敗するとプライペーとの時間すらも失う、打ち合わせや雑務に追われて遅くまで残業などなど…色々なイメージがあると思いますが、多くの場合は無意識のうちに東京等を始めとした主要都市の想定になっていたりするもです。

 

「まだ東京で消耗しているの?」

 

そんなセンセーショナルな言葉で色々な論争を巻き起こす某氏もそうですが、このところは東京であくせくと頑張ることに懐疑的なっている人々が多少なりともいるのは事実です。

また同時に、地方衰退が叫ばれる中で、自分自身の故郷をどうにかしたいと考えてIターンやUターン起業をする方々もいらっしゃいますし、色々な専門家が迫りくる人口減少や地方衰退に抵抗するために立ち上がろうとしている姿もSNS上などにおいても散見されます。

これまでにないくらいの「田舎」「地方」に対する意識が色々なうねりを生み出しそうで生みだしていない、そんな状況があるのかもしれませんが、それらを支えているのもIT技術であり、そのIT技術があるからこそ田舎での起業という形もまた目の前に現実的な選択肢として現れる理由になっています。

それでは田舎で起業をするメリットとデメリットについてご紹介しましょう。

田舎で起業するメリット

まずこのような話をする際に、必ず出てくいるであろうものはこれらです。

  • 空気がきれい
  • のんびり生活できる
  • 物価が安い
  • 土地が広い
  • 自然が多い

等など、まぁ簡単に行ってしまえば「田舎ならでは」のメリットではあります。

上記の通りがもしれませんが、この手の話はビジネス的な観点で語られていることがあまりないのですよね。

もちろん労働環境的な面のメリットは多々ありますが、起業したばかりで「労働環境」を気にするのは、それはそれで個人の自由ですが、生活が安定する前から働き方を気にすると労働環境の安定化は、将来におよぶ人生の安定とのトレードオフとも言えるかもしれません。

ということで環境面を一旦度外視した場合、最も顕著に現れる都心部との違いは、食費をはじめとした生活に関わる費用と賃料です。

携帯代金や水道代金などは全国おしなべて大きな差異は有りませんし、スマホ本体の価格が田舎で買えば都心部よりも安いということにもほとんどなりません。

そのため、キャッシュインフローが固定されている状況で、その他の生活様式も同様とした場合の都心部における起業と田舎での起業の違いは以下の2点に集約されます。

  • 月々の事業収益に対して家賃支払い分が占める割合が低くなる
  • 自分への給与が同一と考えた場合、生活費が低く抑えられるため必須支出を除いた金額が多くなる

実際に店舗を持って商品を売ることが目的であれば東京で起業した方が確実に有利であることは明白ですが、インターネットを駆使した仕事になる場合はネットを通じてビジネスを行うのでそもそもオフィス周辺の人口がビジネスに影響を与えることも少なくなります。

また金銭的な領域以外にも、広い土地や自然豊かな場所で新しいことを考える時間が取れることは、金銭価値に変えることが出来ない大きなメリットと言える場合もあります。

常に目の前の仕事を追い続けることも非常に重要で、必要なことですが、時折全てを忘れてリセットして頭を真っ白にした状態で情報の整理や今後の見通しを考えることはとても大切な作業です。

そして、都心部でのビジネスよりも、田舎でのビジネスを行っている人の方が、この時間を意識的に取りやすいと考えると、とても魅力的だと感じる経営者も多いのではないでしょうか。

田舎で起業するデメリット

田舎にオフィスを持つデメリットとしては、やはり人が少ないので地域サービスなどのサービス展開をしている場合には物が売れにくいということになります。
全国規模で展開するビジネスではなく、店舗を持って集客を得るということであれば人口密度が高い都市であればあるほど有利になることは否めません。

インターネット関連企業あるいはオペレーションのほとんどがネット接続環境があれば完結する前提の企業に限定すれば、上記のデメリットは存在しないと言えます。

その他、田舎という場所柄、どうしても新参者を受け入れない古い体質が残っていたり、その土地に馴染むまで時間を要することもあるのは事実かもしれませんが、これは個人差もありますし人間関係的なトラブルも含めて、都心部と田舎という二極論で話が出来るないようではないケースもあるので、ここではデメリットになる「可能性」程度にとどめておきたいと思います。

そのように考えると、本当のビジネス上のデメリットというのは、たとえそれがネット上だけで展開できるサービスであったとしても、法人間取引のようなビジネスになればなるほど担当者同士が顔を合わせ、定期的なやり取りを通じて積み上げていく信頼関係のようなものが、なかなか醸成しにくくなるといったものがあります。

事業そのものが常に安定している場合には問題ないですが、ビジネスをしていれば緊急のトラブル対応などが発生することは多々あり、そのような対応をすると物理的な距離感のデメリットというのを強く感じてしまうクライアントも多いようです。

田舎での企業にはメリット、デメリット共にありますが、その経験もなく否定するほどのデメリットばかりではありません。経験をしてみることによって新しい世界が見える場合も多々あることを考えれば、期間を限定して経験する等、積極的に検討をしてみても良いかもしれません。

また、手前味噌になりますが、例えば期間限定で田舎での起業をする場合にも、都心部と田舎のオフィスネットワークの構築にはバーチャルオフィスやシェアオフィスが活躍してくれます。特に備品購入や転居などの手続きや工数を考えれば、必ず費用面も含めて選択肢の一つとして検討することをお勧めします。

 

田舎で起業時にもバーチャルオフィスで東京の住所。ナレッジソサエティをご利用ください。

この記事の執筆者

久田敦史

久田敦史

株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役

バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。

2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。

【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)

【メディア掲載・セミナー登壇事例】
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