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変化するニューヨークの“今”を感じる最旬アドレス。【サマートラベル/5 Things To Do】

目まぐるしく移り変わる世界の流行発信地、ニューヨーク。最新フォトスポットから難民を支援する社会派レストランまで、5つの注目スポットで、最先端の街の“今”を感じ取って。

1. この夏イチ押しのフォトスポットでセルフィーする。

2018年6月末にオープンしたばかりの「ハッセンフェルド・チルドレンズ・ホスピタル」。新しい大型の小児科で、ニューヨーク大学ランゴーン医療センターの一部となっている。デザインのテーマは「子供の目から見たニューヨーク」。院内には、自由の女神をはじめとする市内のアイコンモチーフが飾られ、ポップな雰囲気。エントランス前には、ダルメシアンドッグが、ニューヨークの象徴でもあるイエローキャブを鼻でバランスをとっている大きな像が設置された。各メディアがなんとも微笑ましいと開院前から話題になっていたスポットはこの夏マストでチェックしたセルフィースポットだ。

ハッセンフェルド・チルドレンズ・ホスピタル(Hassenfeld Chidldren’s Hospital)
424 East 34th Street, New York, NY 10016

2. 美味しく食べて社会貢献する。

Photo: Giada Randaccio Skouras Sweeny
Photo: Giada Randaccio Skouras Sweeny
Photo: Giada Randaccio Skouras Sweeny

ひと味違うグルメ体験を求めるなら、ブルックリンのキャロル・ガーデンズ地区にあるレストラン「エマズ・トーチ」へ。こちらは、アメリカへの難民に調理レッスンを無料で提供している話題店だ。生徒は、8週間の有給実習期間で調理方法を身につけ、英語のレッスンと卒業後の仕事の面接の仕方も学べるシステムになっており、卒業後には「ザ・ダッチ」など一流レストランに就職した者も多い。メニューはニューアメリカンで、味の良さも評判。美味しくご飯をいただくことが、社会貢献にもつながる。ぜひ訪れる価値ありだ。

エマズ・トーチ(Emma’s Torch)
345 Smith Street, Brooklyn, NY 11231
https://emmastorch.org

3. ニューヨーク各紙が絶賛する終了間近のマジックショーへ。

Photo: Matthew Murphy
Photo: Matthew Murphy

俳優、そしてコメディアンとしても人気のニール・パトリック・ハリスがエグゼクティブ・プロデューサーを務める、マジックショー「イン&オブ・イットセルフ」。2017年春に開始されたショーだが、あまりの人気に追加公演が数回決定していた。そして、ついに8月19日(日)に最終公演を迎える。観客が実際に体験する、インタラクティブ・シアターで、入場後に「アイ・アム〜」と書かれたカードを引く仕組み。俳優のデレック・デルガウディオによるワンマンショーで、イリュージョンのレベルの高さに目を見張るはず。ネタバレになるので、多くは語れないが、最後はぜひ立ち上がるべき! 映画化も決定するほどの話題作、終了前にチェックしたい。

イン&オブ・イットセルフ(In & Of Itself)
Daryl Roth Theatre, 101 E 15th St, New York, NY 10003
http://www.inandofitselfshow.com

4. ニューヨークの夏の代名詞、最新ルーフトップで乾杯。

Photo: Courtesy of Arlo SoHo
Photo: Courtesy of Arlo SoHo

ニューヨーカーは、とにかくルーフトップが好き。ビアガーデンよりも他の何よりも人気があるのは、マンハッタンならではの摩天楼を堪能できるから。ハドソンリバーの絶景と、サンセットも臨めるとなればなおさらだ。ダウンタウンにあるホテル「アルロ・ソーホー」のルーフトップバーが「アルロ・ルーフ・トップ」としてリニューアルして、今夏、新たに登場した。「都会のオアシス」をテーマに、肩肘張らない雰囲気で、友人同士のグループで訪れている人がほとんどだ。メニューは、クラフトビールやカクテル、ホットドッグやバーガーといったラインナップ。友達の家の屋上に来たようなリラックスした気分で夏を満喫して。

アルロ・ルーフ・トップ(Arlo Roof Top)
231 Hudson Street, New York, NY 10013
https://www.arlohotels.com/arlo-soho/eat-and-drink/arlo-roof-top

5. フォトジェニックなデザインホテルで上質なステイを体験。

Photo: Adrian Gaut
Photo: Adrian Gaut
Photo: Adrian Gaut
Photo: Adrian Gaut

「フリーハンド・ホテル」は、2018年1月にマンハッタンのフラットアイロン地区にオープンしたホテル。元はジョージ・ワシントン・ホテルとして知られ、多くのライターやアーティスト、ミュージシャンが滞在したことでも有名だ。木目を生かしたぬくもりのある客室はもちろん、2階のロビースペースは、観葉植物と美しい家具に囲まれ、新たなくつろげる空間として注目を集めている。ニューヨークに多い、音楽が大音量で流れるヒップなホテルとは一線を画した、ゆっくりとしたボヘミアンなひとときを過ごせるはず。センスが光るギフトショップのアイテムは、お土産にも最適だ。

フリーハンド・ホテル(Freehand Hotel)
23 Lexington Ave, New York, NY 10010
https://freehandhotels.com/new-york

Text: Azumi Hasegawa