将棋連盟が19日の対局を延期に 藤井七段の順位戦も

スポーツ報知

 日本将棋連盟は18日、大阪府北部で同日朝に震度6弱を観測した地震の影響で、19日に大阪市の関西将棋会館で行われる予定だった順位戦C級1組の森下卓九段(51)対藤井聡太七段(15)戦などの対局を延期すると発表した。

 将棋連盟によると、延期の理由は地震によって公共交通機関の遅延・運休が見込まれるため。19日に関西将棋会館で行う予定だった8局と、関西所属の棋士が東京に遠征して将棋会館(東京都渋谷区)で臨む予定となっていた3局を延期する。変更日程や、20日以降の対局への対応については交通機関の復旧状況を見ながら決める。

 2011年の東日本大震災の際も翌日・翌々日が土曜日・日曜日だったこともあって対局延期の対応は取らなかったため、極めて異例の事態となった。

 藤井七段にとって、19日の森下九段戦は今期の順位戦初戦という重要な一局だった。愛知県在住で、対局の度に新幹線などを利用して東京や大阪に遠征しているだけに、実施していれば混乱を招いていた可能性もある。

 なお、22日に東京・将棋会館で予定している王座戦挑戦者決定トーナメント準々決勝・深浦康市九段(46)は予定通り実施する。勝利すると、初のタイトル挑戦までマジック2となる一局となる。

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