バヒド・ハリルホジッチ氏が仏メディアのインタビューに応えた

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 4月に日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏が19日、仏『フランス・フットボール』のインタビューに応えた。

 同メディアは、ハリルホジッチ氏が今後、日本サッカー協会(JFA)に対して解任の真相究明を求めて民事訴訟を起こす方向であるとし、現在の心境を伝えている。元指揮官は「議論したいわけではない。3年間の仕事でアジア予選を勝ち抜いた後、本大会で戦うことができない理由を知りたいんだ」と主張。「お金のために日本に来たわけではない。金銭面ではもっと良いオファーがあった。私はブラジルW杯でアルジェリア代表を率いたときのような、快進撃を再びやりたかったんだ」と改めて悔しさをにじませた。

 また、ハリルホジッチ氏は「一部の選手が自信を失ったようだが、私も失ってしまった。グループリーグを突破して決勝トーナメントに行けるようなチームをつくりたかったね」と語り、「最終的な23人については、まだ決定できずに終わってしまった」と3年間のまとめである“ハリル構想”の23人については結局明かされることはなかった。

 夢半ばで挫折した元指揮官だが、「落ち込みはしたが、サッカーと仕事への情熱は増したよ」と今後の意欲は消えておらず。「代表やクラブから1ダース(12個)のオファーを受けている。慎重に考えていくつもりだ」と監督業継続の意志を垣間見せた。