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伊藤若冲の軍鶏や十二単も。京友禅のスペシャルボンバージャケット。(Maki Hashida)

先日、京都に行ってきました。目的は、タトラスの新ブランド、「REVEAL PROJECT」のお披露目イベントのため。日本の伝統工芸を未来へと発信するこのプロジェクト、発表されたのは京友禅を背中に施したスペシャルなジャケットの数々。窪塚洋介さんや国木田彩良さんなど豪華ゲスト陣にも注目です。

雨の二条城に光るモデルたち現る。

この日の京都は生憎の雨。でしたが、却って風情を余計に感じられた二条城を舞台に行われたのは、タトラスジャパンの新ブランド、REVEAL PROJECTの日本でのお披露目イベントでした。

光るヘッドピースと和傘、そして背中に大胆に和のモチーフを施したボンバージャケット。フューチャリスティックと日本の伝統が不思議にミックスされたモデルたちによるショートプレゼンテーションは、インパクト大!

伊藤若冲、河鍋暁斎etc.さまざまなモチーフが。

モデルたちが纏っていたのは、京手描友禅のシルクのボンバージャケット。日本の伝統工芸を未来に発信しようというこのプロジェクトで、第一弾となった今回は、京都の木村染匠さんとのコラボレーションなのだとか。下絵から染め、刺繍にいたるまで、職人さんたちの工程は10以上にも及ぶのだそう。

全部で7種類のモチーフが揃い、写真は左から伊藤若冲の軍鶏をモチーフにした「YUZEN ON ROOSTER」、縁起のいい熨斗(のし)を刺繍した「YUZEN ON YUI」、そしてエッジの効いたスカルと葉のコンビは浮世絵師であった河鍋暁斎の鳥獣画を描いた「YUZEN ON SKULL」。ほかにも、十二単や龍などといったバリエーションに富んだモチーフが揃っています。

窪塚洋介、国木田彩良などの豪華ゲスト陣も纏って。

会場には、写真の国木田彩良さんや窪塚洋介さんのほか、土屋アンナさん、北島康介さんなど豪華なセレブたちが実際にジャケットを纏って登場しました。オールブラックでまとめ上げるとシックなドレスアップになるし、デニムにあわせればカジュアルな装いに、と、皆さんの着こなしでいかようにもスタイル変化が可能なことがわかります。

京都の職人さんたちの精巧な友禅の技術を洋服で感じられる。お値段は受注生産で100万円(!)とかなりスペシャルですが、「着物を着るのは苦手、でも和を纏いたい」という方にはぜひともトライしてもらいたい逸品です。

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Maki Hashida