15/16年香港年度代表馬のワーザーが宝塚記念参戦へ

スポーツ報知
16年クイーンエリザベス2世C優勝時のワーザー。宝塚記念で初来日することになりそうだ

 15/16年シーズンの香港年度代表馬のワーザー(セン7歳)が宝塚記念(6月24日、阪神)に出走の方向で調整を進めていることが26日、分かった。管理するジョン・ムーア調教師(68)=香港=が明らかにした。

 モンジュー直子のタヴィストックを父に持つワーザーは14年1月にニュージーランドでデビュー。香港に移籍後、香港ダービー、クイーンエリザベス2世Cを連勝し、15/16年シーズンの香港馬王(年度代表馬)に選ばれた。17年も香港ゴールドC、チャンピオンズアンドチャターCを制覇。これまで当地でG1・4勝を挙げ、香港を代表する中距離馬の地位を確立した。ネオリアリズム(3着)をはじめ、日本馬3頭が参戦した昨年の香港Cではタイムワープに次ぐ2着になった。

 今年は2月の香港ゴールドCで2着になった後、鼻出血を発症。予定していたドバイ遠征を取りやめたが、症状は軽く順調に回復している。ムーア調教師は「鼻出血は深刻なものではなく、調整は順調に進んでいる。阪神のトラックはソフトで時計もかかると聞いている。ワーザーに合った条件と考え、宝塚記念への遠征を決めた。近くノミネートする」と参戦の考えを示した。

 宝塚記念は97年に国際競走に指定されて外国馬の出走が可能になったが、出走はオーストラリアのセトステイヤー(97年=9着)のみ。ワーザーが参戦すれば21年ぶり2頭目の外国調教馬の出走となる。

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