【中日】松坂、2敗目も7回2失点の力投に「もう一段階上がってきた」…一問一答

スポーツ報知
7回2死満塁、上本を三振に斬りグラブを叩く松坂

◆中日1―2阪神(19日・ナゴヤドーム)

 中日は松坂大輔投手(37)の7回2失点(自責1)の好投も報われず、今季ワーストの5連敗を喫した。

 打線の援護は2回に阪神・小野の暴投の間に上げた1点だけ。見殺しにされた背番号99は「何とか連敗を止めたかったが、それができなかった」と厳しい表情。それでもレッドソックス時代に126球を投げた2007年6月22日のパドレス戦(6回1失点)までさかのぼる123球の熱投に「投げられる状態として、もう一段階上がってきたのかもしれない」と手応えを口にした。

 20日に1軍登録を抹消されるが、次戦は30日のDeNA戦(ナゴヤドーム)で登板する可能性が高まった。

 ―感触は。

 「感触も何もない。チームが連敗していたので、何とか止めたかったのですが、それができなかった」

 ―素晴らしい投球だったが。

 「全然そうは思わなかったです」

 ―7回を投げ抜いた。

 「長いイニングを投げたことで、チームに勝つチャンスが生まれれば良かったんですが、それができなかった。2点目も自分のミス(4回先頭・西岡の投ゴロ失策)から取られましたし、うまく流れを持ってこられなかった」

 ―123球という球数について。

 「僕は周りが思うほど球数のことを気にしていない。試合が終われば『それくらい投げたんだ』と頭に出てきますけど。前回(5日の巨人戦)は100球届かなかった(96球)ですが、110~115球くらいは投げるつもりでいました。(キャンプ中から)球数に関してはシーズンに入って増やしていけばいいと思っていました」

 ―7回に大山を打ち取った直後、左足をつったようだが。

 「力んで足が着くタイミングが合わなくて、ちょっとひねったようになってしまった。つったような感覚になりましたけど、投げられるので、そのまま投げるっことしか考えませんでした」

 ―疲労度は。

 「今のところ前回と変わらない。あした(20日)以降は分からないですが」

 ―手応えは。

 「120球(以上)の球数を投げましたが、バテたという感覚はなかった。投げられる状態として、もう一段階上がってきたのかもしれない」

 ―理想の投球術を駆使できたか。

 「そこまで球がいってない中で、自分自身もそうですけど、(捕手の)大野奨もだいぶ苦労したのでは。うまくリードしてくれたと思います。状態が良くないなかで長いイニングを投げられたのは、評価していいのかどうか…」

 ―森監督は20日に登録を抹消し、中10日で30日のDeNA戦(ナゴヤドーム)に登板させると明言した。

 「試合が終わった後にそう言われました。そこに合わせて(コンディションを)つくるだけですね」

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