【ドバイ国際競走】レイデオロ、最終追い切り動き抜群!ルメールも納得「よく伸びた」

スポーツ報知
ルメールを背に芝コースを駆け抜けたレイデオロ

 【ドバイ(アラブ首長国連邦)28日=ペン・内尾篤嗣】今年のJRA海外馬券第1弾となるドバイ国際競走(31日、メイダン競馬場)に出走する日本馬が同競馬場で追い切りを行った。シーマクラシックに挑むレイデオロは芝コースで躍動感たっぷりの動き。騎乗したルメールの手応えも上々だ。この日は枠順抽選会が行われ、レイデオロは3番枠に決定。

 メイダンの芝コースで躍動感に満ちあふれていた。レイデオロは単走で馬なりのまま楽な手応えで突き進み、コーナーを曲がるとスムーズにスピードを上げていく。弾むようなフットワークで6ハロンは84秒8。スピードに乗ってラストは12秒5でフィニッシュした。

 1月31日の美浦での京都記念1週前追い切り以来、手綱を執ったルメールは「久しぶりです」と満面の笑みで日本の報道陣の前に登場。「今年、美浦で乗ったときよりも、いい感じですね。今日の芝は柔らかかったですが、リラックスして走って、直線でよく伸びました。4歳になって体が大きくなって大人になっています。すごく頭が良くて自分の仕事を分かっている馬。トップコンディションだと思います」と抜群の仕上がりを実感していた。

 今年の始動戦では3着に敗れたが、ひと叩きして大幅な上積みを加えてきた。「前走も状態は悪くなかったけど、流れなどがかみ合わず行きたがってしまった。一度使って息遣いなどが良くなっている。クリストフの言葉を聞く限り、良さそうだね」と藤沢和調教師は納得の表情。京都記念は騎乗停止中だったが、2戦ぶりに戻ってきた主戦を頼もしく思っていた。

 世界の強豪が集まるシーマクラシックで、やはり最大の強敵は昨年の凱旋門賞2着馬。「フランスのファーブル調教師のクロスオブスターズが相手では一番強いと思います。でも、ノーフィアー(恐れることはない)。いっぱい自信があります。皆さん、日本馬を応援してください」の言葉で締めたルメール。日本のダービー馬の走りさえできれば、世界一の座に就けるはずだ。(内尾 篤嗣)

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