CHANEL 涼やかなブルーのツイードに魅せられて。
滝が設けられた大自然のような会場でショーを行ったシャネルは、ブルーのツイードジャケットを発表。清涼感溢れたコレクションのムードに見事にマッチしていた。ルックのようにPVCのバッグやシューズに合わせてトレンド最先端を狙うのもよし、デニムに合わせてクラシカルなスタイリングを狙うのもよし。さまざまな表情を楽しめるジャケットは、きっと長く重宝するはず。
GUCCI 着崩しを楽しみたい紳士的テーラリング。
今季もナードなムードが健在のグッチは、ガンクラブチェックのジャケットに注目して。英国のスーツによく見られるこのスクエアショルダーのシルエットは、男性的なラインを表現し、かちっとした身構えに。生真面目さを武器に、モノグラムのスカートや煌びやかなアクセサリーで着崩すのがグッチ流。
THOM BROWNE シークインをクラシカルに落とし込んだら。
オートクチュールのような華麗なクリエイションと演出で、見る者を魅了させたトム ブラウンのコレクション。その中の1つ、淡いブルーのマドラスチェックのジャケットは、生地の上からシークインが敷き詰められ、高尚な輝きを放っていた。ブランドの代名詞でもある短い袖もクラシカルな遊び心が光っている。セットアップで纏えば、他の追随を許さないフォーマルコーディネートが完成。
TOGA フェミニンとマスキュリンの二面性。
ロンドンで行われたトーガのショーは、デザイナーがこよなく愛するメンズライクなテイラードジャケットで幕開け。途中で登場した、裏表を逆に着用したDIY風ジャケットも見逃さないで。サテン素材の質感がかえってフェミニティーを印象づけ、こなれ感を生んでいる。ウエストをベルトでキュッと絞り、コンサバティブに仕上げるのも新鮮だ。
ERDEM Aラインシルエットでグッドガール風に。
フラワープリントや女性らしいシルエットで支持を集める、英国ブランドのアーデム。昨年末、H&Mとのコラボレーションで話題を呼んだのも記憶に新しい。春夏コレクションのツイードジャケットは、Aラインのシルエットに加え、フラワーモチーフのビジュー装飾で上品で可憐に演出。他のアイテムはモノトーンで引き締め、誰からも愛されるグッドガール風に。
Photos: InDigital Editor: Maki Saijo