女流棋士のレジェンド・蛸島女流六段が敗れれば引退の一局始まる

スポーツ報知
敗れれば引退となる一局に臨む蛸島彰子女流六段

 今期限りでの現役引退を表明している将棋の蛸島彰子女流六段(71)が16日、東京都渋谷区の将棋会館で午前10時に始まった第45期岡田美術館杯女流名人戦予選準決勝・山口恵梨子女流二段(26)戦に臨んでいる。蛸島は敗れれば即引退となる。

 振り駒で後手番となった蛸島は、鋭い表情のまま2手目を指した。

 1967年に史上初の女流棋士となったスーパーレジェンド。報知新聞社が主催し、74年にスタートした初の女流棋戦「女流名人位戦(現女流名人戦)」で第1期から3連覇するなど活躍した。獲得タイトルは女流名人4期、女流王将3期の通算7期を誇る。

 昨年12月に年齢による衰えのため、引退を表明したが、先月15日の女流名人戦予選2回戦では実力者の千葉涼子女流四段(37)に快勝。自らが持つ女流棋戦最年長勝利記録を71歳9か月に更新した。

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