思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、au(KDDI・沖縄セルラー電話)の東芝(現・富士通モバイルコミュニケーションズ)製ケータイ「WIN W41T」です。
W41Tは、日本で初めてハードディスク(HDD)を搭載したケータイとして登場した、折り畳み型のCDMA 1X WIN端末です。
内部ストレージとは別に4GBのHDDを内蔵していて、約2000曲という大量の楽曲ファイルを保存することができました。当時のケータイで対応していた外部メモリの最大容量は、1GB程度まで機種が多く、その大容量さのインパクトは絶大でした。
HDDのうち512MBは写真やムービー、電話帳データなどの保存にも使え、PCと接続してデータのバックアップなどにも利用できました。
本体背面には静電パッドキーを搭載していて、閉じたままでも音楽再生の操作が行えました。この他、ステレオスピーカーの搭載や、48種類の組み合わせが選べるサウンド設定など、多数の音楽機能が盛り込まれていたことから「MUSIC-HDD」の通称が付けられていました。
(機材協力:携帯市場)
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