全国各地に古くから伝わる迎春風景を紹介する「正月飾り展示」が、大阪府豊中市服部緑地の日本民家集落博物館で開かれている。14日まで。
同博物館は各地の古民家12軒を移築、保存。展示ではうち7軒の門松や飾り付けを紹介している。
日向椎葉(ひゅうがしいば)の民家(宮崎県)の門松は年縄(としなわ)が渡され、年縄には子孫繁栄がかなうというユズリハや、縁起が良いとされる奇数のワラが取り付けられている。
飛騨白川の合掌造り民家(岐阜県)では、マツの枝にカイコのまゆに見立てた白い餅を多数つけた「餅花(もちばな)」が客間に飾られ、入館者らがいろりで暖まりながら見学している。
午前9時半〜午後5時。入館料大人500円、高校生300円、小・中学生200円。問い合わせは同館((電)06・6862・3137)。