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宇宙

火星の南極で予想以上に大量のドライアイスが見つかる 28

ストーリー by reo
火星のステージでまた会える 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

火星の極にはドライアイスがあることが知られているが、このたび NASA の探査機、Mars Reconnaissance Orbiter の地下探査用レーダーで観測を行ったところ、今までに存在すると思われていた量の 30 倍ものドライアイスが南極の地下に存在することが判明した (アストロアーツの記事NASA の発表) 。

火星の大気はそのほとんどが二酸化炭素であることも知られているが、季節や地軸の変動によりドライアイスが昇華、火星の気候変動につながっていると予想されるそうだ。また、二酸化炭素は地球温暖化の原因ともされているが、火星では大気が薄く乾燥しているため、冷やす効果のほうが強いということも判明したとのこと。

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  • シュワーーーッチ!

    『トータル・リコール』

    6月19日放送

  • by Anonymous Coward on 2011年04月28日 12時57分 (#1944381)
    お持ち帰り用のドライアイス大盛りでお願いいたします!
  • by Anonymous Coward on 2011年04月28日 13時32分 (#1944424)

    地球の大気の水分をすべて取り除けばおkってわけですね

    • それをやるなら、気圧も下げるべき

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      おkも何も温室効果の主因は水蒸気で、CO2の寄与分はわずかだってことくらい周知だと思ってたが。
      • by Anonymous Coward
        武田に影響され過ぎ
        • いや,温室効果(今現在地球で発生している温室効果全体)の最大要因は水蒸気ですよ.
          それ自体は昔からよく知られた事実で,大気中から水蒸気を取り除くとがくっと温度は下がらないといけなくなります.

          親コメント
          • by s-kei (16661) on 2011年04月28日 20時04分 (#1944622)

            >温室効果の最大要因は水蒸気

            …という点は正しいが、その水蒸気も、人類によるCO2等の温暖化ガス(GEG)排出による効果を増幅しているだけである、ということが最近もScience掲載の論文で指摘されています。

            英語ですみませんが、解説記事。
            http://www.sciencedaily.com/releases/2010/10/101014171146.htm [sciencedaily.com]
            大元のScienceの論文(有料)。
            http://www.sciencemag.org/content/330/6002/356 [sciencemag.org]

            既に知られているように、「水蒸気はCO2、メタン、CFCなどの非凝結性のGEGにより気温上昇 → 大気中の水分量増加 → 温室効果がその分増大」と言う正のフィードバックに寄与し、大気による温室効果の約半分を占めていると見られています。
            しかし水蒸気は簡単に凝結するので、CO2等の非凝結性GEGによる効果が無ければ大気中の水蒸気量は速やかに減少し、温暖化傾向を継続できず、地球の気温は速やかに下がると見られています。

            つまり水蒸気は確かに最大の温室効果と持ちますが、その増減を制御しているのは人為的なCO2等の排出だと、改めてScienceにて指摘されています。
            ”水蒸気の効果が大きいんだから人為的な排出なんて減らさなくていいよね”という主張は、これでさらに論拠を失っています(少なくとも、そういう主張でScience以上の科学的信頼性が確認できるものは知りません)。

            念のため。

            親コメント
            • by s-kei (16661) on 2011年04月28日 20時20分 (#1944630)

              >大気による温室効果の約半分を占めている

              誤解招きそうなので補足しときます。引用記事 [sciencedaily.com]にもありますが、水蒸気と雲の影響を合わせると75%で、二酸化炭素は20%ぐらいと見られてます。

              つまりCO2やメタン等の温室効果は全体の1/4程度だけど、その効果が水&水蒸気によってテコのように何倍にも増幅されている(引用記事 [sciencedaily.com]の右上図)。けど水蒸気はCO2やメタンの増減を反映しているだけで、それ単独では温暖化は続かないはずである、と。

              親コメント
            • 補足いただきありがとうございます.
              そこまで書くとごちゃごちゃするかなあと思って省略してました.

              二酸化炭素が減少して寒冷化,というアイディアそのものは結構昔からあったんで,最近になってもこれだけ論文が出てるってのは驚きではありますよね.
              #SteppingWindさんがコメントで書かれているスノーボールアース説などでも,寒冷化のきっかけ(の一つ)として提案されてますし.
              #Scienceの論文,何か最近読んだ気が……と思ったらつい最近correction(といっても本筋には関係ない)が出てて,それで読んだんでした.

              親コメント
              • ヤボなコメントになって恐縮です。
                たぶんそこまで分かって書かれているだろうとは思いましたが、つい。

                しかしスノーボール説にしても、地球上の環境というのは想像以上に簡単かつ急激に変わるモンなんだなー、と感じます。

                # テラフォーミングなSFも好きなんで、惑星の気候を丸ごと制御できるというのは妙に萌える感覚が。ちと不謹慎ですが (^^;;;

                親コメント
              • >地球上の環境というのは想像以上に簡単かつ急激に変わるモンなんだなー、と感じます。

                ですよねー.
                スノーボールアース説を初めて知った時は超興奮しました.思わず知り合いに「面白いから読んでみろ」と論文リストとか送りつけてみたり.
                #迷惑以外の何者でもない.
                #そのものずばりの「スノーボール・アース」という面白い本がありますので,皆様,興味があってお暇でしたらどうぞ.

                ペルム紀末の大量絶滅なんかも熱いですよね.生物死にすぎ・気温変動しすぎ・酸素減りすぎ.

                いや,そういう意味では,気候の激変を自ら見てみたいという気もするんですよね.
                暑くなるにしろ凍り付くにしろ,一度ぐらいは見てみたいなあ.
                #多くても一度しか見られないと思うけど.

                親コメント
          • もしくは一旦, 気温をガッと下げて水蒸気の大部分を固化しちゃうとか. これをやると氷雪によるアルベドの向上も加わって, スノーボールアース [u-tokyo.ac.jp]で安定するかも.

            親コメント
            • by Anonymous Coward

              温暖化問題の最終的解決ですな。

          • by Anonymous Coward
            >いや,温室効果(今現在地球で発生している温室効果全体)の最大要因は水蒸気ですよ.

            素人丸出しの疑問なんですが、
            そうすると、燃料電池車や水素自動車への切り替えは、
            あまり意味がないってことなんですかね?
            • まず,一切の温室効果がない場合の地球の平均気温は確か-20℃程度になります.
              ここに,水蒸気その他の(人類と関係なく)元々あった温室効果ガスの効果が加わって,平均気温が10℃ちょっと(13-14℃ぐらいだったか)になっています.この+30から+35℃ぐらいの差を生み出している主因が水蒸気になります.

              今問題になっているのは,ここに人類の排出した温室効果ガスの効果が加わって,さらに+1から数度(この辺はモデルや理論により幅があり,定量面では確定していない)気温が上昇する危険性がある,といわれている部分です.
              良い喩えが思いつきませんが(そして比喩は時として妙な誤解を招くので本当はあまり推奨されないのですが),冬山にいて,スキーウェアを着込むと裸でいるより劇的に暖かくなり,さらにかまくらに入るともうちょっと暖かくなる,というような感じでしょうか.
              人類社会自体が,(余裕があれば使う,という形で発展してきたので)かなりぎりぎりに自然を利用するようになっており,ちょっと温度が上がっただけで結構厳しい影響が出るんじゃないの?というところが問題になっているわけです.
              #ただし,温度上昇でどの程度被害が出るのか?というところは議論が収束していない.

              そんなわけで,まあ確かに(多少)二酸化炭素が増えても「水蒸気が無くなれば」気温は劇的に下がります.

              親コメント
            • 炭化水素を燃やしてできるのが二酸化炭素と水です。 従って、ガソリンエンジンからだって元々水が出ています。

              燃料電池車や水素車で系全体としてどのくらい違うかの定量評価は、まあ御任せしますが…

              親コメント
            • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2011年04月28日 20時01分 (#1944618) 日記

              >燃料電池車や水素自動車への切り替え

              燃料電池であろうと水素であろうと,燃料の製造時にエネルギーを食ったりするわけで(燃料電池の場合は天然ガス使用の場合もありますが,まあ石油燃やしてるのと似たようなもんですし),トータルでの効率がどうなのかを考えないと何とも言えません.
              講演で「水素自動車でゼロエミッション」とかのたまっていた某自動車会社もありましたが,(基本的に)水しか出さないのはあくまで自動車の部分だけです.
              #そこまで含めてトータルでの効率が良くなる可能性を否定するわけではありませんが.

              親コメント
            • by Anonymous Coward

              そうすると、燃料電池車や水素自動車への切り替えは、
              あまり意味がないってことなんですかね?

              いや、意味はないわけではないんだ。CO2は減らしてもいいが、海は減らしたらいやだろ?
              なんだったら、海を全部なくしてもいいんだよ。
              どうなって欲しいかを勝手に想像しているだけ。

              だからどっちがどうとかは、読んだ人にまかせる。

            • by Anonymous Coward
              はい。仮に京都議定書が完全履行されても100年後に温暖化の進行を6年遅らせる効果しかありません。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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