ユニクロは服のパーツを売る

ユニクロって好きとか嫌いとか、そういう基準では語れない何かがあるんですよね。とりあえず困ったときはユニクロで買っておこう、そんな存在じゃないかなーと。


それで、ユニクロのことをもっとちゃんと知ってみようと思い、社長の柳井正さんの本やインタビュー記事を色々読んでいます。


それでその疑問を解消する答えがやっぱりあったんですよ。
それが「ユニクロは服のパーツを売っている」という言葉。そして「こういう考え方は服飾の世界ではめずらしかった」とも言っていました。


確かに、服ブランドは自身の世界観をとても大切にしていて、○○らしさを感じるかどうかはそのブランドがブランドであるために、欠かせないものなんですよね。
だからこそ、ファンがついて喜んでもらえる。


でもユニクロを着ている人は数えきれないほどいるけど、ユニクロの大ファンですという人はほとんどいないんじゃないかな。
コストパフォーマンスもよくて、必要なものがある。というのがユニクロの印象です。だから毎シーズン買うけど、ユニクロの世界感が好きとかそういう理由ではないんですよね。


それで、「パーツ」という発想の素晴らしさってどういうことがというと・・
実は服をコーディネートする時、何でもないフツーの服というのは必要不可欠なんです。フツーの服は、馴染ませたり、引き立たせたり、隙間を埋めるように使います。
例えば、目立つチェック柄のパンツに合わせるなら、セーターはシンプルな無地がいい。チェック柄のパンツが主役でセーターは脇役(フツーの服)になります。


割合で言えば主役が2〜3割、脇役が7〜8割あるとバランスのよいワードローブになります。


全体イメージを決めるのがわずか2〜3割の服で、数としては脇役の方が断然多い中、脇役としての普通のデニム、普通のカーディガン、普通のシャツ、そういうものが安定していつもあるのがユニクロなんです。


もちろん流行ものもあるけど、みんなが使いやすい流行を厳選し、さらに使いやすくデザインを調整してある。


ついつい行ってしまうのは、そういうことだったんですね。パーツを買いに行ってるんだなー。いやー納得!!しました。


今日もブログにいらしていただきありがとうございます。
ちなみに、ユニクロとGUどちらに行こうか迷うことありますか?ユニクロはベーシックなものが中心。GUは価格帯をさらに抑え、トレンド感の強い商品が並んでいますよー!


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