衿沢世衣子、武富健治らが青空文庫の作品をマンガ化

電子書籍の作成・販売サイト「パブー」では、「青空文庫」の作品を原作としたマンガを募集する「パブー×青空文庫漫画コンテスト」を開催中。特設サイトにて、武富健治、衿沢世衣子、オカヤイヅミのマンガが期間限定で無料公開されている。

武富健治は、田山花袋「東京の三十年」を原作に彼が20歳の頃に描いた作品「KとT」を公開。また衿沢は平山千代子の「小説」を、オカヤは芥川龍之介「しるこ」をそれぞれ元にして作品を描き下ろした。なお4月上旬から公開されている、うめによる太宰治原作の「悶悶日記」、野村宗弘による小林一茶の俳句を元にした「でたらめ小林一茶」など5作品も引き続き公開中だ。閲覧期限は6月30日まで。

「青空文庫」は夏目漱石、芥川龍之介、太宰治など日本の近代文学を中心に、国内外の著作権の消滅した作品を無料で公開している電子図書館。「パブー×青空文庫漫画コンテスト」ではうめの小沢高広、ひうらさとる、竹熊健太郎らが審査員を務めており、プロ・アマ問わず広く作品を募集中だ。

公開中の作品一覧

武富健治「KとT」（原作：田山花袋）
衿沢世衣子「小説」（原作：平山千代子）
オカヤイヅミ「しるこ」（原作：芥川龍之介）
うめ「悶々日記」（原作：太宰治）
野村宗弘「でたらめ小林一茶」（俳句：小林一茶）
オオタガキフミ「夢にみる空家の庭の秘密」（原作：萩原朔太郎）
柴田純与「種田山頭火～青春応用編～」（俳句：種田山頭火）
カモン「大神くんとナインの甲子園」（原作：グリム兄弟「おおかみと七匹のこやぎ」）