レノボ、Honeycomb搭載のタブレット製品を準備中か

Erica Ogg (CNET News) 翻訳校正: 編集部2011年04月26日 12時28分

 テクノロジブログの「This is my next」が週末にかけて入手したLenovoの内部資料によると、同社は今夏までに今人気のタッチスクリーン式タブレット市場に乗り出す予定のようだ。Lenovoは現在世界第4位のPCメーカーである。

 内部資料には、新型タブレット「ThinkPad Tablet」の概要として、「Android 3.0」(Honeycomb)が搭載されること、ストレージ容量は16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトのオプションがあること、重さは1.6ポンド(約726g)で、10.1インチのIPS(面内切替)式タッチスクリーンを備えていること、プロセッサには「NVIDIA Tegra 2」を採用し、フロントとバックにそれぞれカメラが1つずつ(合計2つ)搭載され、厚さは0.55インチ(約1.4cm)であることなどが記載されている。

 また、ポートとしては、USB 2.0、microUSB、ミニHDMI、SDカードスロットを備え、ワイヤレス接続は3Gおよび4Gに対応する。オプションとしてタッチペンもつけることも可能だという。

 搭載予定のソフトウェアから、ThinkPad Tabletは企業のIT部門に向けたものであることがわかる。カスタマイズされたLenovoのユーザーインターフェースや、強固なセキュリティ、そして企業側で制御可能なアプリストアが用意されており、承認されたアプリケーションのみダウンロード可能となっている。

 ThinkPad Tabletは7月に出荷されるもよう。価格は499ドルとなっているが、これはエントリーレベルの16Gバイトモデルの価格だと思われる。

 Lenovo広報部では、ThinkPad Tabletの計画や製品そのものについて「肯定も否定もしない」としている。

 Lenovoでは、コンシューマー向けタブレットとして「Le Pad」も手がけている。Le Padは、同社が2010年初めに発表し、出荷を予定していたタブレット製品だが、2010年末に同社は方針を変更し、Le Padはタブレット製品に合うOSがリリースされる2011年まで待つとしていた。タブレット製品に合うOSとは、まさにHoneycombのことだ。

 ブログThis is my nextではさらに、今回の内部資料から、Lenovoがほかにもタブレット製品を用意していると述べている。こちらも同じくAndroid 3.0を搭載した7インチタブレットだ。流出した内部資料のページには、デュアルコアのARMプロセッサが採用されることと、出荷予定が2011年末になる可能性があること以外、あまり詳細は書かれていない。

 Lenovoから流出したThinkPad関連の内部情報は、今回のタブレット製品にとどまらない。米国時間4月24日には、同社が非常に薄いノートPC「X1」を準備中だとの情報が流出した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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