トリオ弾の再現でエンジン全開だ!

 中日は今日26日、静岡・浜松球場で開幕カードで負け越した横浜と対戦する。同球場では昨年6月も横浜と対戦し、森野将彦内野手(32)、和田一浩外野手(38)、トニ・ブランコ内野手(30)のクリーンアップ3人がそろって本塁打。シーズン初の「BMW」そろい踏みでチームを勢いづけた場所だ。

 ブランコ

 去年のことはもちろん覚えているよ。小さい球場は有利だと思う。僕たちが打たないと勝てないからね。少しずつ良くなっているよ。

 新外国人グスマンが極度の不振で20日ヤクルト戦(神宮)から7番に降格。クリーンアップは昨季と同じ並びに組み替えられた。ただ、球界を代表する強力な主軸も開幕9試合で本塁打の合計はわずか2本。4番和田は打率1割7分2厘、本塁打はゼロだ。

 和田

 まだ(ホームランを)ドンドン打っていくというような状態ではない。いい形で打っていければと思う。勢いをつけるというよりも勝つことしか考えていない。

 昨季は浜松球場でトリオ弾をお見舞いし、翌日の愛知・豊橋球場でも森野、和田が2日連続となるアベック弾と止まらなかった。今回も浜松から豊橋に渡る日程に森野は「打てればいいですね」と、さすがに苦笑い。それでも昨季の再現を果たせばチーム打率1割台の打線が息を吹き返すことは間違いない。【桝井聡】