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5月有効求人倍率 43年3か月ぶり高水準

2017年6月30日 11:13
5月有効求人倍率 43年3か月ぶり高水準

 5月の有効求人倍率は1.49倍と、「バブル期超え」となった前の月よりもさらに上昇した。

 厚生労働省によると、仕事を探す人1人に対し求人がいくつあるかを示す5月の有効求人倍率は、1.49倍だった。前の月の4月にバブル期の最高水準を超えていたが、さらに0.01ポイント上昇し、43年3か月ぶりの高い水準となった。

 産業別では、製造業や運輸・郵便業などで10%以上、新規の求人が増えていて、人手不足で積極的に人材を確保する動きが強まっているとしている。

 一方、5月の完全失業率は前の月より0.3ポイント悪化し、3.1%になった。総務省は「よりよい条件を求めての転職や新たに職を求める人が増えている」ため、今後も低い水準が続くとみている。