フランスのパリ郊外で航空産業の見本市が開催されるのを前に、開発中の国産初の旅客機「ＭＲＪ」が１８日、メディアに公開された。

　三菱航空機が開発中のＭＲＪは、２０２０年中ごろの納品を目指して現在、飛行テストなどが行われている。見本市に出展されるのは今回が初めてで、機体には最初の顧客となる全日空仕様の塗装が施されている。

　三菱重工・宮永俊一取締役社長「ここまで出来てるんだということを見て頂くことによって、良い方向に進み始めるのではないかと信じております」

　また、会場には日本の海上自衛隊の哨戒機も展示されている。高い哨戒性能にフランスをはじめ、各国が関心を寄せているとされ３年前に防衛装備品の輸出が解禁されてから初めてとなる新製品の大型受注を目指す。この見本市は１９日、パリ郊外で始まり初日にはフランスのマクロン大統領も視察に訪れる予定。