「げ! 自分が忘れてる場所まで残ってる!」と慌てるみなさまに朗報です。
昨日イギリスの研究者2人がiPhoneや3G iPad、コンピュータには自分がいつどこに行ったかの位置情報がすべて平文で残ってて、拾った人が誰でも見れる件を発表。そのデータを地図に落とすソフト「iPhoneTracker」(Mac対応)が大反響なわけですが...
あれ見て1歩も動けなくなってしまったみなさまのために、もう隠れ蓑アプリが出ました。その名も「Untrackerd」(無料、作成者・Ryan Patrichさん)。
問題の位置情報(緯度・経度+タイムスタンプ)は「consolidated.db」というファイルに貯めこまれています。
Untrackerdでは、このデータベースから位置情報のログをきれいさっぱり抹消。ジェイルブレイクは要るけど使うのは簡単で、なんにもしなくてもバックグラウンド処理で位置情報を消してくれるんですよ。
「daemon(バックグラウンドでできる処理) をインストールし、consolidated.dbファイルの浄化を行うパッケージ。HOMEにはアイコンもできないし、設定オプションもない」(Cyndiaの解説)
なんかもうこれで充分って気がしますよね!
応急処置だけど...それもかなりお粗末な...
やはりこの居場所追跡の問題はiPhone、iPadユーザー全員のプライバシーに影響を及ぼし兼ねない問題ですし、ジェイルブレイクなんて考えも及ばないユーザーがほとんどですもんね。
そもそもなんでこのような情報が通信キャリアや警察だけでなく普通の人でもコンピュータや端末から入手できるような場所に保存されていたのか、というところが分からないと。Untrackerdのすばらしさはそれとして、アップルから修正案が出るまでは本当の修正と言えないと思います。
1回タップするだけで誰でもオプトアプトできるようにするとか。というか最初から情報取らなきゃいいんですよね、はい。
[via TNW]
イラスト: Sam Spratt(Facebook Artist's Page/Twitter)
Sam Biddle(原文/satomi)