アイドルグループ・関ジャニ∞の安田章大が28日、東京・TBS 赤坂ACTシアターで行われた主演舞台『俺節』のフォトコール及び囲み取材に、共演のシャーロット・ケイト・フォックス、福士誠治とともに登場した。

左から福士誠治、シャーロット・ケイト・フォックス

同作は土田世紀による同名コミックを舞台化した。演歌歌手を目指し青森から上京した青年・コージ(安田)が、ギター弾き・オキナワ(福士)とともに飲み屋街で流しの演歌歌手をしながら奮闘する青春群像劇。コージは気弱であがり症ながら抜群の歌唱力を持つという役どころで、安田も歌声を披露する。

今までにない迫力で歌い上げる安田だが、声量が上がったのでは? という指摘に「正直、自分では全くわかんないですけど、そうなんですかね」と首をひねる。さらに「歌というより、届ける、叫び。演歌って情景が浮かんだりとか、物語が寄り添ってすごく伝わると思うので」と説明。安田が「トレーニング、俺、してないよなあ?」と福士に尋ねると、福士は「なんで俺に振った? 安田くんのトレーニング事情知らんし。一緒に住んでるわけちゃうし」と驚き、仲の良さを見せた。

また福士が「安田くんは稽古初日から歌も全部入っていて、津軽弁も調べてやってきたりとか、すごく刺激になっています」と絶賛すると、安田は「持ち上げてるやないか!」と照れかくし。福士はさらに「ピラミッドの先頭になって走ってもらっているので。最後まで安田くんの背中を追っていけば間違いないんじゃないかな」と、信頼を寄せた。

今回は福士もギターを披露するが、安田は「めっちゃ練習してた!」と稽古を振り返る。安田が「僕がギターやってるから思うんですけど、やっぱりギターって最初、難しいんですよ。初めて合わせる時にこなしてたから、『すごっ』と思って」と褒めると、福士も「持ち上げるねえ~」と照れた様子を見せ、安田は「一緒に二人で歩んで進んでた感じ」と語った。

「人生の中で、越えられへん時にはチャンスが来ないので、一個一個やってきたからこそ、ここに立ててるのかな」と、しみじみ振り返った安田。過酷な稽古に5kg痩せたというが、「それだけみんなでエネルギーを使った」と誇らしげに答えた。福士も「毎日稽古が千秋楽みたいに、疲れ果てて帰っていくんですよ」と安田の様子を説明し、「少しはサボりなさい」と苦笑していた。

現在、関ジャニ∞のメンバーである横山裕、大倉忠義も舞台公演中だが、安田は「仲間が頑張ってるというのは励みになりましたね」と笑顔に。自身の舞台があるため、メンバーの公演は「観に行けないですね。行きたいけど」と残念がる。横山は自身の舞台『上を下へのジレッタ』会見時に、安田からボイスメッセージをもらったエピソードを語ったが、安田は「ケータイを一切見ないですね、今日。集中力が途切れちゃうんで。器用じゃなくて」とストイックな様子。「もし来てたら嬉しいから、帰って見ます」と宣言した。

東京公演はTBS 赤坂ACTシアターにて28日~6月18日。大阪公演はオリックス劇場にて6月24日~30日。