閉店したショッピングモール
Nicholas Eckhart
小売企業の経営破綻が止まらない。
今年に入ってまだ4カ月足らずだが、アメリカでは小売企業の倒産が10件に上り、既に昨年1年間の総数を上回っている。さらにこの先、倒産するとみられる企業はまだある、とアナリストたちは口をそろえる。 S&P Global Market Intelligenceは「特に、今年中にデフォルト(債務不履行)に陥る危険性が高い企業が10社ある」と述べた。
以下にデフォルトを起こすとみられる企業を、可能性が高い順に上から記載する。
- シアーズ・ホールディングス( Sears Holdings)
- DGSEカンパニーズ(DGSE Companies Inc.)
- アプライアンス・リサイクリング・センターズ・オブ・アメリカ(Appliance Recycling Centers of America Inc.)
- ボントン・ストアーズ( The Bon-Ton Stores Inc )
- べべ・ストアーズ(Bebe Stores Inc.)
- デスティネーションXLグループ( Destination XL Group Inc.)
- パフューマニア・ホールディングス (Perfumania Holdings Inc.)
- フェニックス・パーツ( Fenix Parts Inc.)
- テーラード・ブランズ( Tailored Brands Inc.)
- シアーズ・ホームタウン・アンド・アウトレット・ストアズ( Sears Hometown and Outlet Stores Inc.)
下表の「1-year PD」欄の数字は、各小売企業の「1年以内の倒産確率」を示す。
「最も脆弱なアメリカの上場小売企業」
S&P Global Market Intelligence
source:S&P Global Market Intelligence
[原文:These 10 retailers could be the next to declare bankruptcy (SHLD)]
(翻訳:Ito Yasuko)