草間彌生と現代アート 作品300点、一堂に 水戸
世界で活躍する現代アート作家約100人の作品がそろう「草間彌生と現代アートの祭典」(水戸京成百貨店主催、軽井沢ニューアートミュージアム後援)が20日、水戸市泉町の京成百貨店で始まった。作品約300点が展示され、百貨店正面入り口には作家の向井修二氏がデザインしたマリリンモンローやオバマ前米大統領のオブジェが飾られるなど、百貨店フロア全体で展開しているのが特徴だ。25日まで。
メインとなる前衛美術家の草間彌生(やよい)氏の作品は6階アートギャラリーで展示(草間彌生展のみ26日まで)され、多くの作品は7階催事場で展開。期間中は草間さんの作品を店内で探すスタンプラリーやワークショップなどのイベントが予定されている。
百貨店でこれだけの規模の現代アートの展覧会が開催されるのは珍しく、監修者の伊東順二東京芸大社会連携センター副センター長は「草間さんの作品をこれほど見られる機会はあまりない。水戸は水戸芸術館があり、現代芸術にとって重要な場所。気軽に作品を楽しんでほしい」と解説。会場を訪れた向井さんも「これだけの規模の展覧会を百貨店で開催するのは画期的なこと」と話した。 (大高茂樹)