ノマドライターの私は、感じの良いコーヒーショップや、ノートパソコンで仕事がしやすいスペースを常に物色しています。ですが、新しいところへ行くとき、いつも気になるのが、電源はあるか? Wi-Fiは無料か? 通信状況は? 食事はできのるか、それとも冷めた作り置きのお菓子しかないのか? といった環境です。

地元には、行きつけの頼れるスポットがいくつかありますが、初めての土地でコーヒーショップやワークスペースを探すときは、Wi-Fi が使えるのか、通信速度は大丈夫なのかが不明です。そんなリモートワーカーやデジタルノマドにうってつけなのが、世界中の多くの都市のWi-Fiスポットが検索できるアプリ『Cafe Wifi』です。PC版とスマホ版(現在iOSでは無料で、Android版はもうすぐリリース予定)があります。『Cafe Wifi』は、もう1つのリモートワーカー用オンラインデータベース『Workfrom』と同様、FourSquareなどの外部ソースや、ユーザーの投稿やレビューから情報を取得しています。 つまり、その利便性は、活発に情報提供をするユーザーの数によってまちまちということで、現段階では、情報の充実度が今ひとつです。たとえば、ロサンゼルスという巨大都市でも検索結果は少なく、実際にあっても出てこないコーヒーショップが多すぎるのです。

『Cafe Wifi』の機能はまだ『Workfrom』より劣りますが、携帯アプリは、ウェブサイトよりかなり見やすくなっています。1つ優れているのは、さっと検索したいとき、検索結果と一緒に各コーヒーショップの通信速度が表示される点です。『Workfrom』では、登録会員でないとこの情報を見ることはできません。

『Cafe Wifi』はなかなかうまくできていて、将来性がありそうですが、利便性を高めるには、時間とアップデートがもっと必要です。

Stephanie Lee(原文/訳:和田美樹)