ディー・エヌ・エー(DeNA)とヤマト運輸は2017年4月16日、消費者が指定した日時や場所に荷物を配達するオンデマンド型の宅配サービス「ロボネコヤマト」の実証実験を、神奈川県藤沢市で17日から約1年間実施すると発表した。当初は有人運転の実験用車両3台で始め、車両台数はニーズに応じて順次増やす。2018年をめどに一部の配送区間で自動運転車を導入する計画だ。

 宅配業に従事する運転手は慢性的に不足している。消費者の生活サイクルの多様化に伴い配送可能な時間は広がったが、不在で再配達となるケースも増えている。両社は実験を通じてオンデマンドサービスの利便性を検証するとともに、運転手の負担軽減などの課題解消にもつなげる考えだ。

 ロボネコヤマトのサービス内容は2種類ある。1つは、消費者が希望する日時と場所で荷物を受け取れる「ロボネコデリバリー」だ。スマートフォンから受け取り場所を指定し、日時を10分単位で選択する。

スマホの専用サイトから受け取る場所と時間を指定
スマホの専用サイトから受け取る場所と時間を指定
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