大阪万博誘致、4月11日に閣議了解 下旬に立候補
政府は29日、大阪府が誘致をめざす2025年の国際博覧会(万博)に関する関係府省庁連絡会議を首相官邸で開いた。経済産業省を中心に、万博開催のための施策や課題を協議した。政府は4月11日に万博誘致を閣議了解し、同月下旬に博覧会国際事務局(BIE)に立候補を届け出る。18年末の開催国決定を見据え、省庁横断で日本の魅力をPRする。
25年の万博は大阪のほか、フランスのパリが昨年に立候補した。6月と11月に予定されるBIE総会で、日本への支持をどれだけ広げられるかが課題となる。
経産省の有識者検討会は3月中旬に万博誘致に向けた報告書案をとりまとめており、官民の誘致委員会も発足済み。さらに政府全体で取り組む姿勢を示した。
29日の会議では、議長を務める野上浩太郎官房副長官が「立候補に向けた条件が整ってきている。勝ち抜くために戦略的に全力で取り組んでほしい」と指示した。