リアルすぎる動物彫刻展「どうぶつたちの島」淡路夢舞台で開幕

木彫りの動物たちが並ぶ彫刻展「どうぶつたちの島」=兵庫県淡路市
木彫りの動物たちが並ぶ彫刻展「どうぶつたちの島」=兵庫県淡路市

 リアルな動物の木彫り作品を集めた彫刻展「どうぶつたちの島」が18日、兵庫県淡路市夢舞台の淡路夢舞台展望テラス「淡路夢工房」で始まった。4月16日まで。

 同県豊岡市出身のはしもとみおさん(37)を中心に4人の彫刻家の60作品を展示。大胆な彫り跡がまるで毛並みのように見えるオランウータンやチンパンジー、なめらかな質感がリアルなカワウソ、動き出しそうなイングリッシュポインターなどさまざまな作風の世界の動物が並ぶ。

 動物好きで獣医を目指していたはしもとさんは、15歳のときに同県尼崎市で阪神・淡路大震災に遭い、近所の犬や猫がいなくなった経験から、生きている動物の姿を残す仕事がないか考えて彫刻にたどり着いたという。ユニクロのCMや特撮ドラマ「動物戦隊ジュウオウジャー」に作品を提供するなど注目され、各地で作品展を開催している。

 作品の一部は触ることができ、販売もしている。はしもとさんは「春休みなので子供たちに来てもらって、近くで見て触って、動物の美しさを観察してほしい」と話していた。

 入場料は大人300円、小中学生100円。問い合わせは淡路夢舞台((電)0799・74・1000)。

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