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Google が高品質な JPEG エンコーダー「Guetzli」を公開
encoder googleGoogle が「Guetzli」という新しい JPEG エンコーダーを公開していたのでさっそく試してみました。
公式ブログの解説と、GitHub のリポジトリは以下にあります。
- Research Blog: Announcing Guetzli: A New Open Source JPEG Encoder
- google/guetzli: Perceptual JPEG encoder
† インストール方法は
手っ取り早く試したいという場合には Releases にアップロードされているコンパイル済みのバイナリを使うのが楽です。
インストール方法は 64bit 版 Linux の場合には guetzli_linux_x86-64 を適当な場所 (例えば /usr/local/bin )などに突っ込むだけで OK です。
† guetzli の特徴は?
この guetzli の特徴はより高品質で小サイズな JPEG を生成できることのようです。
ただし、エンコード時間が長くなる(遅い)という欠点はあるようです。
Google、より高画質で小サイズを実現するJPEGエンコーダをオープンソースで公開 - PC Watch
Guetzliによる変換で従来よりもファイルサイズを小さくできるものの、検索アルゴリズムの処理に時間が必要で、結果として従来のlibjpegといったエンコーダを用いるよりもエンコード時間が長くなってしまうというデメリットが発生する。
これと同じようなプログラムとしては Mozilla が開発した mozjpeg があるので、今回はこれと比べてみようと思います。
左が mozjpeg で最適化したもの 、右は左をさらに Guetzli で最適化したもの。
これを見比べる限りでは、どちらも遜色ないように見えます。
ファイルサイズと処理にかかる時間ですが、ファイルサイズについては mozjpeg よりも若干小さくなるのは間違いないようです。
ところが、1200x800 の JPEG をエンコードすると、Xeon E5-2650v2 を使ってもなんと1分/枚くらいかかります。
アルゴリズム的に仕方ないのかもしれませんが、現在のところ実用的には mozjpeg(数秒/枚) で十分と言えそうです。
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