日本航空(JAL)は2017年2月22日、最高情報責任者(CIO)の交代を含む役員人事を発表した。これまでCIOを務めてきた石関佳志常務執行役員IT企画本部長が3月31日付で退任し、後任のCIO兼IT企画本部長として岡敏樹執行役員が4月1日付で就任する。

JALの新CIOに就任する岡敏樹執行役員
JALの新CIOに就任する岡敏樹執行役員
(写真提供:日本航空)
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 岡執行役員は1962年生まれの54歳。1985年にJALへ入社し、ロサンゼルス支店長や調達第一部長などを経て直近では調達本部長を務めていた。

 JALは、社内で「旅客系」と呼ぶ、予約などを管理する情報システムの更新作業中。従来のオンプレミスのシステムからスペインのアマデウスが提供するクラウドサービスへ移行し、併せて国内線と国際線のシステムを統合する計画で、2017年11月をめどに稼働開始予定。岡執行役員は、航空輸送業務の中核を担う同システムの刷新プロジェクトの総仕上げを担うことになる。