電通と電通国際情報サービス(ISID)は2017年2月20日、映像配信高度化機構の協力のもと、2月24~26日に東京・渋谷で高精細4Kデジタルサイネージの実証実験「4K@SHIBUYA」を実施すると発表した。高度映像技術の採用に伴う大容量配信の技術・インフラの要件、高精細映像におけるコンテンツのあり方、動画広告のあり方を検証する。

4K@SHIBUYA
4K@SHIBUYA
(出所:電通、電通国際情報サービス(ISID))
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 総務省の実証事業「高度な映像配信サービス実現に向けた調査研究の請負」の一環。渋谷マークシティ(所在地:東京都渋谷区道玄坂)の1階「イベントスペース」および4階「COIN SPACE by 渋谷区観光協会」に4Kデジタルサイネージを設置し、HTML5のコンテンツ制御によってマルチソースの映像配信をスケジューリング・コントロールする。

 観光スポット・イベント・商店など渋谷の魅力を紹介する映像のほか、25・26日には渋谷をホームタウンとするプロバスケットボールB.LEAGUE「サンロッカーズ渋谷」のリーグ戦を青山学院記念館から4Kライブ配信する。NTTぷららの4K配信プラットフォームを用いて映像の遅延や劣化を極力抑えた。ディスプレイは、ソニーの「ブラビア」法人向けモデルを採用した。

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