日本ユニシスは2017年1月19日、Windows上で動作するオープン系の勘定系システムパッケージ「BankVision」を機能強化し、外部システムと連携するためのWeb APIを追加したと発表した。BankVisionの現在のユーザーである地方銀行10行のうち1行がWeb API機能を導入済みで、今後外部システムとの連携を実現させる予定という。

 銀行向けの勘定系システムパッケージにWeb APIを追加した。これにより、勘定系データと連携するアプリケーションを構築しやすくなった。さらに、他の金融機関や異業種などとAPIで連携させることによって、新しい顧客サービスを実現できるようになる、としている。

 BankVisionは、2007年から提供しているオープン系の勘定系システムパッケージソフトである(関連記事:Windows勘定系の導入地銀が10行到達)。Windowsサーバー上で動作し、データベース管理システムにはMicrosoft SQL Serverを使う。SOAの考え方に基づきサービス単位でコンポーネント化することによって、変化に追従しやすい柔軟性の高いシステムを実現しているという。現在のユーザー数は10行。