軽井沢アウトレット､売上高3年連続最高24年度590億円
西武不動産プロパティマネジメント（埼玉県所沢市）は10日、アウトレット店舗などが入る「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」（長野県軽井沢町）の2024年度の売上高が、開業以来最高の590億円だったと発表した。インバウンド（訪日外国人）増加が続くほか、北陸新幹線の敦賀延伸に合わせたプロモーションの効果もあり、北陸からの来場も増えている。 年間の売上高は22年度から3年連続で過去最高を更新した。24…
4月13日開幕の大阪・関西万博に41府県延べ115自治体が出展する。3兆円超の経済波及効果を生むとの試算もあるだけに会場外でも経済や文化交流の新たな起点にしようとする動きは活発で、関連事業には全都道府県が参画。事業数は合わせて500を超える。各地は誘客を強化したり、海外からの投資につなげようとしたりと、半年間の会期中にとどまらない中長期的な効果に期待を寄せる。 日本経済新聞社が催事や国が財政支援…
「負の遺産」とも呼ばれた大阪市の人工島・咲洲（さきしま）の旧「なにわの海の時空館」で10日、ライトアップが始まった。2013年に閉館したまま残り、跡地利用が課題となっていた。周辺にキッチンカーなどを置き、大阪・関西万博会場の夢洲（ゆめしま）から地下鉄で一駅の立地を生かして観光客の呼び込みを目指す。 イベント企画などを手掛けるシンフォニックスリール（大阪市）が利活用事業に取り組む。施設名は「THE…
阪急阪神ホールディングス傘下の阪急電鉄は10日、阪急神戸線の武庫之荘（兵庫県尼崎市）―西宮北口（同県西宮市）間の新駅設置について、2031年度末の開業を目標として事業着手すると発表した。整備費は約86億円で、阪急電鉄、西宮市、尼崎市の3者が3分の1ずつ分担する。25年度中に手続きを進め、26年度に着工する。 4日付で阪急電鉄と西宮市、尼崎市の3者が基本協定書を締結した。武庫之荘駅から1.6キロメ…
中部電力子会社の中電不動産は10日、愛知県春日井市に住宅やスーパー、学童を含む複合タウン「i-VILLAGE神領」を26日に開くと発表した。敷地面積は5万458平方メートルで86戸の戸建て住宅などを含む。カフェやレストラン、美容室やバレエ教室も開業する。 i-VILLAGE神領は中部電力の社宅の跡地で、JR中央本線の神領駅から徒歩11分の場所にある。中部大学の関連施設も将来開設する予定だ。医療ク…
歯科治療器具製造のナカニシは16日に予定していた中期経営計画の発表を延期する。トランプ米政権の相互関税発動が事業に与える影響を見極める。8月に開く2025年1〜6月期連結決算の説明会で、影響を考慮した中計を発表する予定だ。 ナカニシの地域別売上高でみると、24年12月期は北米市場が全体の約40%を占めた。同社にとって最大の市場となっている。今回の中計でも「北米市場を最重要市場と位置付けている」（…
群馬県の山本一太知事は10日、自身を本部長とする庁内部局横断の米国関税総合対策本部を立ち上げ、全部局の長を集めて第1回会議を開いた。山本知事は「製造業、特に自動車産業が主力の群馬は全国で最も深刻な影響を受ける県だ」として情報収集を急ぐ。資金繰りや雇用を守る短期的な対策と産業構造の強靱（きょうじん）化や変革につながる中長期の施策立案を指示した。 【関連記事】 県は9日にSUBARU（スバル）の主力工…
