防弾少年団、新人とは思えない強烈な彼らの生存戦略

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写真=Big Hitエンターテインメント
今年だけでも数十組のアイドルグループが誕生した。その中には、見分けることもできないほど似た雰囲気のグループが多い。そのうえ、コンセプトもしっかりと決めずに押されるようにデビューしたグループもあった。その中でとりわけ目立つグループがあった。若いにもかかわらず最長7年という練習生時代を過ごしたグループ、防弾少年団。確実なアイデンティティーをアピールするため、RAP MONSTER、SUGA、Jin、J-HOPE、Jimin、V、Jung Kookが出撃した。

デビュー2ヶ月で強烈なカリスマ性をアピール

6月にデビューアルバムをリリースした防弾少年団は、活動を始めてからまだ2ヶ月も経っていない。しかし夢に対する思いが大きかっただけに、しっかりと準備し、新人とは思えない強烈なイメージをアピールしている。ずっと練習室で歌とダンスを練習してきたメンバーたちは、初めてのステージが忘れられないという。全身に戦慄が走ったということだ。

ファンの応援の声が聞こえた時、テレビでしか見ることができなかった大先輩の神話(SHINHWA)に出会った時、親しげに話しかけてくれたノ・ホンチョル先輩とハハ先輩が目の前にいた時……不思議な感じがした。スケジュールに従ってバタバタと毎日を過ごす中でふと「あ~僕達デビューしたんだ」と実感する状況だった。

デビュー曲「No More Dream」に対する反応は様々だった。ソテジワアイドゥル、H.O.T.を連想させるという意見があった。歌詞の内容が1990年代に発表された曲のように「古い」という評価もあった。全てを受け入れた。オールドスクールを舞台にした曲だ。当時のノスタルジーを感じさせるため、ギャングスタ・ラップを現代風に表現した。学生の心配事と悩みは時代が変わっても変わらないからだ。

ヒップホップをベースに誕生した防弾少年団は、強烈なイメージで差別化を図った。続く新曲「We are bulletproof PT.2」では覇気を表した。しかしこの一つの曲、またアルバム一つで彼らの色を断定することはできない。彼らの成長の可能性はどのグループよりも大きいと確信している。ステージでは見ることができなかった防弾少年団の真の魅力をこれから公開するため、期待してほしい。


多彩な能力をデビュー後に本格アピール

割れた腹筋の持ち主Jimin、破壊のアイコンRAP MONSTER、17歳の明るい末っ子Jung Kook、サプリメント担当のJin、強靭な体力を欲しがるV、壊れた全てのものを修理するSUGAは、防弾少年団としてデビューするしかない、愛されるしかない決定的な理由を順番に語った。

Jimin、Jung Kook、J-HOPE、SUGAは芸術体育分野で著しい成果を見せた。Jiminは小学校から高校の時まで学生の代表を務めた。釜山(プサン)芸術高校に首席で入学し、有名であった。舞踊界の新星と呼ばれていた。奨学生に選ばれ、中国での研修にも参加した。つきまとう女子学生はいつも多かった。Jung Kookも優れた運動神経の持ち主だ。ハンドボール選手として活動し、体力評価では韓国で2位を記録した。

J-HOPEはテニスの韓国大会で銅メダルを受賞した。ストリートダンスを習い、数々のバトルで名を馳せた。デビュー前からステージセンスを身につけることができたのだ。このような経歴の中、今の事務所でデビューすることができたことを誇らしく思っている。SUGAも運動が得意な学生だった。バスケットボールの選手として何度も優勝した。音楽を始めてからは天才と呼ばれた。高校2年生の時に歌手にスカウトされた。

RAP MONSTER、Jin、Vは学校の成績も素晴らしかった。RAP MONSTERは中学3年までずっと学級長を務めた。作文、弁論、読書関連の賞を50以上受賞した。韓国国務総理表彰も受賞したことがある。中学時代すでにTOEIC、TEPSテストを受け、英語をマスターした。練習生時代でも韓国上位1%の成績をキープした。

Jinは建国(コングク)大学の演劇映画学科に入学した。210分の1という競争率を勝ち抜いた。ルックスに対して良い評価を受け、自信を持つようになった。Vはクラスではもちろん、学校レベルの学生代表を務めた。ボランティア活動にも進んで参加した。歌手になりたいと思いサクソフォーンを習った。今も演奏可能だ。グラウンドではバスケットボール、オンラインではゲームで活躍した。デビューする前から人気者だったのだ。

記者 : キム・イェナ