もう10日も過ぎてしまいましたが、『不思議な11月の夜』良かったな~。

 

あまりに幸せだったり、あまりに疲労していたり、いろいろありまして、ブログ更新もすっかり遅れてしまいました。

 

今回も長文になりそうな予感あり。

何があったか思い出せないほどいろいろありました。

 

ライブ前々日の携帯水没やら、その翌日のユウヒからのiphoneプレゼント。

某携帯ショップでの門前払い(生産も修理も終了の宣告)で、代替機すら借りられず…。

水没携帯修理専門店を探し回ったりのドタバタ劇。

その間、世の中の公衆電話のなくなり加減による不便さを痛感。

 

ライブ当日のリハーサルの入れ替わり立ち替わりの混乱具合。

全員強制サイン入り『BPLP』の話題など、全部カット!

どれか1ネタだけでも、ブログ1エピソード行けそうなドラマの数々だったんですけどね~。

 

ようやく、少しずつ心身共に落ち着いて来ましたので、改めまして『不思議な11月の夜』を振り返ってみます。

 

オープン前に物販でもやろうかとCLUB QUE入り口に向かったところ、すでにギュウギュウな長蛇の列! わずか2メートル先の物販コーナーに座る事すら諦めるほど、入り口階段は超満員。

当日券含め、大SOLD OUTだったようで、ただでさえかなり長引くはずのライブの開始時刻になっても、お客さん全然入り切らず。

ありがたい話ですが、ギュウギュウで長時間お待たせするのも申し訳ないという事で、トップバッタートモフの前に、前座としてハカマダ挨拶コーナー。

 

まだ楽屋もバタバタしていて、あまりハカマダくんが何を喋っていたのか見られなかったのですが、きっとシュールないつもの雰囲気だった事でしょう。

 

そして!いよいよ本編はトモフスキーからスタート!

 

私は3曲目に呼ばれる事になっており、そこそこノンビリしていたのですが、スピーディーに2曲終わっちゃって、いきなり出番!

 

しかも、私にとっては、トモフと知り合った頃によく一緒演奏していた、とても大切な『チーム』という曲。

 

鍵盤トモフとベースベイビーというお洒落な編成でお送りしました。

当時はキーがAだったけど、20年経ったらキーがGになってました(笑)。そういう意味では『Gチーム』はライブ初演奏。

 

この曲、大好きでね~。一緒にやる機会がある時はいつも「チームをやろう!チームやろう」と提案していたのですが、本人的にはなかなか「チーム気分」になれなかったようで、本当に久しぶりの、ようやくの『チーム』共演でした。

 

嬉しかった!すでに下北沢まで出てきた元は取った!大満足!

と感激している暇もなく、次の曲は、サード・クラスも合流してのバンド編成で、これまた私の大好きな『タイクツカラ』!

結局、私のリクエストにトモフが2曲も応えてくれたという事なのかな?

とにかく、名曲を連発で共演出来てすでに大感激!

「あ~、今日は楽しかった!もう帰ってもいい!」くらいの満ち足り感でした。

 

ところが!バンドトモフでもう1曲!これが、なんと当日初めて聴かされた新曲!タイトルは『真夏』だったかな?短い当日リハーサルで、チラッと触れただけの新曲をいきなり本番でプレイ。

さすが私!そこそこちゃんと演奏できていたと思われます。

いや~、激しい第1部出番でした。

 

その後もトモフは知久さんと一瞬コラボしたり、15年前の自分とコラボしたり、たった30分の間に不思議ライブの醍醐味を詰め込みまくった、さすがの構成力でした!

この時点で、お客さんは入場料の数倍くらいは元を取ったはず。さすがトモフ!お疲れ様~、乾杯~!

 

 

そして、2番手はサード・クラス。いろいろな兼ね合いで、なかなかサード・クラスのライブに日程を合わせられず、一応はメイン・ベーシストのはずの私ですが、かなり久しぶりのガッツリライブ共演でした。

 

昨年のインストアで軽く合流したステージはありましたが、ちゃんとしたドラムセット、ベースアンプで、ちゃんとバンドとして演奏したのは、たぶん3年ぶりくらいになっちゃってたんじゃないかな…。

その間、3人で頑張ってライブをやっててくれたり、ハルさんにお世話になったりしていたようですが、とにかく久しぶりのフル・サード・クラス!ここはしっかり頑張らねば!

 

ところが、何しろリハーサルの時間がなく、曲を思い出して完璧に演奏できるようになる時間さえ与えられず(他のセッション系などのリハーサルで手一杯で…)、もはや自分の記憶力と集中力を信じるしかない!という背水の陣のようなステージでした。

 

やっぱり、この日一番力を入れて本気になったのは、このサード・クラスコーナーだったかな~。

たぶん私の表情もサードコーナーが一番真剣だったはず。

 

『年上想い』は一見シンプルな曲なのですが、構成が一筋縄ではなくて、間奏が2回あったりして、油断しているとトラップにはまりやすい大変な曲なのです。ハカマダくんの口元を見ながら探り探り演奏してました。

サード・クラスといえばこの曲を思い浮かべる人が多いであろう代表曲。失敗は許されない曲!プレッシャーでしたが、ちゃんと出来た~!覚えてた!

間髪入れずに『どたんばのパワー』。

実は、私がサード・クラスのサポート・ベーシストを買って出たのは、この曲がキッカケでした。

ハカマダくんが長~い、長~い地獄の活動休止期間から生還した時に書き上げて来た新曲で、まさに命懸けで書いた渾身の1曲(私の勝手な解釈)。

 

ベーシストも抜けて、4人になってしまった復活ライブを、客席ガラガラのCLUB QUEに客として応援に行った私は、この曲を聴いて、感激のあまりライブ終了後すぐに楽屋に飛び込み、「ベーシストいないなら手伝うぜ!」と、うっかり言ってしまったのでした。

それが運のつき(笑)。かつては私のソロライブのサポートバンドだったはずのサード・クラスのサポート・ベーシストとしての人生が始まってしまったのでした。

そんな、熱い思い入れのある『どたんばのパワー』。あの時にこの曲を書いたハカマダくんを私は尊敬しております。盛り上がってましたね〜。

 

で、次は『要求』だったかな。これもまた間奏が2回出てきたりして、ブランクある人向きではないナンバー(笑)。サード・クラスと知り合った頃によくやっていたナンバーなので、「ベイビーさんも馴染みがあるだろう」という選曲だったのかもしれないのですが、共演者としてはよく聴いてたけど、ライブでは数回しかやったことがないぞ〜!もしかしたら少々ミスったかもしれませんが、ミスがバレにくい曲でもあったので、なんとか乗り切れたかな。

 

次の『白い太陽』は、ニュー・アルバムの曲なので、記憶には新しく、まだ身体からさほど離れていない曲ではありました。

ただ、実は…私のソロ曲『育児研究中』とほぼ同じベースラインを基調としているのです(笑)。

 

つい最近、ハルさんから「『白い太陽』のベースライン、素晴らしいな~ってベイビーを尊敬してたのによ〜、この間もらった『育児研究中』と同じじゃね~かよ〜!」と叱られたばかり(笑)。

 

ほぼ同じ時期に出来ていて、確かにかなり同じベースラインなのですが、同一人物が弾いているという事でお許しを…。

ベースラインの難易度としては『白い太陽』の方が小技がいろいろと入っていて大変なのですが、ライブでは、イントロ付近で、まんまと『育児研究中』を弾いてしまっておりました。

たぶん誰にもバレてなかったと思われますが、ハルさんが来ていたら、ハルさんにだけはバレてただろうな~(笑)。そして楽屋に帰るなり怒られただろうな~(笑)。

イントロの育児トラップ以降は見事クリア!

 

次の『暮らし』も当日リハーサルすらできず、ほぼ集中力だけで乗り切りました。

この曲も、ニュー・アルバム収録曲なので、曲の立ち上がりから関わっていたので、身体が覚えておりました。あんなのんびりの曲調なのですが、ベース・ラインは『ラバーソウル』収録の『WAIT』を基調としているという事実は、多分ハカマダくんも知らないかも。

 

 

そして次は、私がサードのアルバムに初の楽曲提供をした『キモノのワタシ』。

オオツカさんが百恵ちゃんばりにドスを効かせて歌う歌謡ロックナンバー!実は、この曲がもっとも体力を消耗するんです、、自分で書いておきながら言うのもなんですが、、。

お客さんは大盛り上がりでありがたかったのですが、この1曲だけでワンマン1本くらいのダメージ(笑)。

盛り上がってくると、ハカマダくんの目が、だんだんあちらの世界にイっちゃってくるのですが、だいたい毎回この曲で、あちらの世界の顔になっていきます。この日もまさにそうなっていたな〜(笑)。

そして、曲が終わるといつもクメムラさんがなぜか大爆笑!サード・クラスの調子のいい時の最高のパターンです。

実は、この曲のエンディングは、RCサクセションの『サマー・ツアー』という曲のライブ・バージョンのエンディングを参考としております。

 

さて、いよいよサード・コーナー最後は『静かな愛情』。これも、アルバム『山椒魚』の頃に結構やりましたが、実際に演奏するのは3~4年ぶり。全然練習もなく、コーラスもバッチリ入り、よくできたな〜自分!と、ついつい自画自賛になってしまうような、奇跡的記憶力(笑)!よくやった、自分!

 

サード・クラスとしても、かなりいいライブができていたのではないでしょうか。

いや〜、楽屋に帰って鏡を見たら、どっと老け込んだ自分の姿に驚きました。

 

まだまだ不思議ライブは半分も終わってません。自分のメインの出番もこれからです。

 

 

 

第2巻に続きます。