#ValenciaGP: プレスカンファレンス

シーズン最終戦の開幕を前日に控えた中、マルケス、ロッシ、ロレンソ、ドビツィオーソ、ペドロサ、バルベラが共同会見に出席。

最終戦バレンシアGPのプレスカンファレンスは10日、リカルド・トルモ・サーキットのプレスカンファレンスで行われ、週末の主役たちが出席。

3連戦の緒戦となった第15戦日本GPでタイトルを獲得して、地元に凱旋したマルク・マルケスは、「この2戦は、タイトルを祝福する最高の形にならなかった。チャンピオンシップを闘ったときのように、集中して完走するという重圧が必要だったようだ。ここは好きなトラック。ベストを尽くそう。ここ2戦は良くなかったけど、パフォーマンスは良かった。バレンシアは常にグレート。今年は誰も過剰な重圧がない。みんなが100%でプッシュするだろう」と、連続転倒を喫したオーストラリアGPとマレーシアGPを振り返り、バレンシアGPで全力を尽くすことを宣言。

前戦マレーシアGPで3年連続の総合2位を確保したバレンティーノ・ロッシは、「トライしたい。当然、優勝したい。後半戦はそれほど悪くなかった。グッドなレースが多かったけど、優勝ができなかった。。バレンシアはいつも難しいから、良い仕事をしないと。明日から集中する必要がある。好天候に恵まれ、表彰台を争いたい」と、週末の目標を説明。

ヤマハでのラストレースとなる総合3位のホルヘ・ロレンソは、「複雑な気分。現状を考える。現状は今週末のこと。ヤマハでの長いキャリアが終わる。優勝争い、最低でも表彰台争いに機会だ。まずはヤマハで集中する。レース後に来年のバイクを考える」と、週末に集中することを強調。

前戦で今季9人目の優勝者となった総合5位のアンドレア・ドビツィオーソは、「3連戦の異なるトラックキャラクターで、非常に戦闘的だった。ドゥカティにとって、今季の2勝は非常に重要だったけど、グッドな後半戦により、グッドなフィーリングで来季を始められる。僕たちは前進し、ヤマハとホンダに接近している。まだ何かが必要だけど、接近している」と、高まった戦闘力に確かな手応えを説明。

右鎖骨の骨折から復帰する総合6位のダニ・ペドロサは、「骨折した鎖骨が原因で、最初の2週間は非常に厳しかった。クラッシュの映像を見れば、非常にビックだったから、鎖骨の骨折だけで済んでOKだ。ここに来られたことが嬉しい。明日、トライしよう。フィーリングを確認しよう。強さを感じられないけど、走ることができる。トラックは左回りだから、少しは助けとなるだろう」と、体調を説明。

地元バレンシア出身のエクトル・バルベラは、「最高峰クラスでのベストシーズン。前戦の4位はベストリザルだ。もてぎとフィリップアイランドで走らせたファクトリーマシンは、僕のバイクとは違う。バイクを乗り換えるとき、ある程度の時間が必要で、1日で順応するのは難しい。ファクトリーマシンは戦闘力が高いけど、1レースだけで上手く走らせるのは難しい。僕は今のバイクを熟知しているから戦闘力があるけど、ファクトリーマシンが気に入った」と、来季走らせる予定のデスモセディチGP16を高評価した。