堀琴音(20=東芝)が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算10アンダーの206で3位となり、日本勢唯一のトップ10に入った。

 「全体的に(米ツアーの選手と)すごく差を感じた」。前日は優勝したフォン・シャンシャン(27=中国)と同組で回っており「アイアンの球が(グリーンで)止まる。ドライバーも振る時、振らない時とラウンド中に力の配分を変えている。パットのタッチもいい。勉強になった」。違いをまざまざと見せつけられていた分、日本人として孤軍奮闘しても喜んでばかりはいられなかった。

 1番でボギーをたたいたことを「エンジンのかかりが遅い」と戒めながら「最終日にスコアを伸ばせたこと、世界のトップがいる中でトップ10に入れたことは自信になりました」と手応えは感じている。ただ、最後は「でも、やっぱり悔しいですね」と漏らした。賞金ランク7位浮上にも「もっと上に行きたい。もちろん優勝したい」。あと少しで逃し続けている初優勝をつかむまで、手綱を緩めるつもりはない。