読売新聞さんで連載をやらせて頂いている
「アート散歩」の取材がありました。

昨日は、三菱一号館美術館さんで行われている
「拝啓 ルノワール先生ー梅原龍三郎に息づく師の教え」という展覧会に行ってきました。


詳しいことは、紙面を見ていただけたら嬉しいです!


梅原龍三郎は、渡仏してルノワールに入門したので、二人は師弟関係です。
ですが、作品を見てると二人の関係がとても暖かいんです。

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この写真を見ていただけたらわかる通り、
梅原龍三郎とルノワールは、こんなに年が離れてるんです。
だから、梅原龍三郎から見たらルノワールはおじいちゃんみたいだし、ルノワールから見たら、梅原龍三郎は孫のようだったかもしれないですね。

こんな風に、ルノワールと梅原龍三郎の関係から作品を見ていくことがなかったのでまた、新しい一面がたくさん見れました。


《パリスの審判》に驚かされました。
これは、ルノワール晩年の作品です。
梅原龍三郎は帰国し、ルノワールの訃報を聞いて家やルノワールから贈られた作品を売って再びフランスに行きました。
そのときに、ルノワールの《パリスの審判》の模写をします。
今回、ルノワールの《パリスの審判》(2つバージョンがあります)と梅原龍三郎が模写した《パリスの審判》を同時に見れるわけです!


そこまでして渡仏した梅原龍三郎のルノワールに対しての気持ちがとても大きくて、《パリスの審判》を見たとき、他の作品よりもパワーが大きくて驚きました。

描き方のパワーとはまた違う、作品のパワーが大きくて、びっくりしました。

なんで、私がそんな風に感じたかは、
紙面でチェックしてくださいっ!

そんなことを考えてたら、
こんな風に二人一緒に展示されていることがとても嬉しかったです。



他にも見所はたくさんあって、
梅原龍三郎の他の画家との交流や蒐集の面でも、とても素敵なことが詰まっているので、ぜひ見てください。



とても楽しくて、ワクワクしました。
そして、心温まる展覧会でした!
ぜひぜひぜひ!ご覧ください!


「拝啓 ルノワール先生ー梅原龍三郎に息づく師の教え」
三菱一号館美術館
2017年1月19日までです。
月曜が休館日です。
年末年始の休館日にもご注意ください!




バイバイ