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「e-sports SQUARE 5th Anniversary Party」が開催。最大50%の施設利用料値下げや,イベント制作支援プロジェクトなどが発表に
業界関係者を招いて行われたこのパーティーでは,e-sports SQUAREの新たな料金形態や環境などが発表された。本稿でその模様をレポートしよう。
パーティーでは,まずSANKO代表取締役の鈴木文雄氏が挨拶。千葉県にある市川駅前の雑居ビルにオープンした5年前を振り返り「よく続いたな,というのが本音」と笑いつつも「この5年の間に,e-sports SQUAREに集まってくれた方々から,プロゲーマーやLJL(League of Legends Japan League)など,さまざまな人やシーンを生み出せたことが誇り」だと語った。そして「まだまだ小さい日本のe-Sportsカルチャーがグローバルに追いつけるよう,これからもe-Sportsを作っていける人を生み出して,この文化を大きくしていきたい」と続けると,会場から大きな拍手が上がった。
続いては今年9月に4代目店長に就任した高橋晃平氏が,今後のe-sports SQUAREにおける施策を発表した。
まずは新たな料金プランについて。これまで機材貸し出し費用などを含んだ1日の施設利用料が,平日30万円,休日80万円という設定だったが,今回の改定で平日が2つのプランに分けられて12〜15万円,休日が40万円と,最大50%の値下げとなる(価格は全て税込)。
また,パーティーやレンタルスペースとしての貸し出しに向けた食事提供やオペレーターの派遣などのオプションも用意され,より幅の広い用途でe-sports SQUAREを利用できるようになる。これらは2017年1月より導入予定だ。
続いてはイベントの制作支援プロジェクトについて。e-sports SQUAREでイベントを開催したいというオーガナイザーに向けたサービスで,イベント開催までの企画や準備までをサポートするというもの。会場利用の費用は基本無料とし,入場料や飲食費による収益を主催者と折半することで金銭面のリスクを軽減するとのこと。このプロジェクトを通じてイベントプロデューサーを育て,息の長いe-sportsのイベントを一緒に作りあげていくことが目的だという。
これらの施策において,e-sports SQUAREの設備も充実させるという。スマホタイトルのe-sports化に向けた,機器100〜200台を同時接続できるWi-Fiルーターや,最新の配信用機材を導入し,開催可能なイベントの幅を広げる。またリニューアルされた公式サイトにて,e-sports SQUAREで開催されたイベントのアーカイブ化を積極的に行い,同施設を使って一体どんなイベントができるのかが分かるようにしていくとのことだ。
来場者だけでなく,運営側にも利用しやすい環境作りを目指した新体制で,6年目を迎えるe-sports SQUARE。イベントの開催に興味を持っている人は,一度店舗へと足を運んで,高橋店長に相談してみてはいかがだろうか。
e-sports SQUARE AKIHABARA公式サイト
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