8カ月ぶりの米ツアー復帰戦となった石川遼(25=CASIO)は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算13アンダーの275で10位だった。米ツアーでは15年8月のクイッケンローンズ・ナショナル以来となるトップ10に入った。

 ショットでなかなかチャンスにつけられず、後半はバーディーを奪えなかった。「打ち方自体が良くない。バーディーパットを『これでもか』という長い距離から打ってる。このゴルフじゃ厳しい」。6番で7メートルのバーディーパットを沈めるなど、スコアを支えたのはパットを含めたショートゲーム。久々のトップ10にも、納得のいかないショットに対して表情は険しいままだった。

 それでも、米ツアーでは15年8月のクイッケンローンズ・ナショナル以来となるトップ10に入った。「アイアンで足を引っ張りながら、今の感覚でトップ10に入れた。1年前はもっとドライバーの調子が良くて26位。いいショットが打てた時は(バーディーパットを)決める、ミスショットしても(パー)セーブする。バーディーは少なかったけど、底上げはできてるのかな。自分も頑張れば、まだまだ上に行ける」。最後は力強く締めた。