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2016年10月24日(月)

『スターオーシャン:アナムネシス』で過去作のNPCがプレイアブル化。舞台は『SO5』の2年後

文:喜一

 スクウェア・エニックス×トライエースのタッグが贈るiOS/Android用アプリ『スターオーシャン:アナムネシス』

『スターオーシャン:アナムネシス』

 先日、カウントダウンサイトで発表されたばかりの本作の情報が早速公開されました。ゲームの概要やストーリー、登場キャラクター、戦闘システムをバッチリ紹介していきます。

過去作では操作できなかったキャラも動かせる『スターオーシャン』最新作

 星の海はつながり続ける。新たな物語は、その手の中に。

 『スターオーシャン』シリーズ初のスマートフォン向け作品がついに登場。これまでのシリーズと共通の世界観、歴史上の物語であることはもちろん、シリーズの特徴である爽快なアクションバトルがHDグラフィックと簡単操作で楽しめます。

『スターオーシャン:アナムネシス』

 さらに、歴代シリーズに登場するキャラクターをパーティメンバーとして自由に組み合わせられる、シリーズオールスターとなるタイトル。過去作では動かせなかったキャラクターも本作では操作可能になります。

ストーリーは『SO5』の2年後の宇宙暦539年が舞台

 宇宙暦539年時空紋章を巡る戦いより2年――。

 銀河連邦とクロノスとの戦後処理も滞りなく完了し、連邦内は穏やかな平和を享受していた。そんな中、深宇宙探索を進める連邦所属GFSS-3214F探査戦闘艦が悲劇に見舞われる。

 探査任務からの帰還中、3隻の宇宙海賊と思わしき戦闘艦の急襲を受け、艦体に大きなダメージを負ってしまったのだ。

『スターオーシャン:アナムネシス』

 多くの乗組員を脱出ポッドによって戦線離脱させ、艦を守るため最後に残った艦長は緊急亜空間ワープを敢行。重力ターンと同時に行われたワープは失敗。

『スターオーシャン:アナムネシス』

 眩い光につつまれ、意識は闇に飲み込まれてしまう。

『スターオーシャン:アナムネシス』

 目覚めた場所は連邦の管轄より遠く離れた宇宙。見渡す限り荒野の広がる惑星の上だった――――。

 まずは状況を把握すべく艦外の探索を進めると無人と思われる荒野で危険生物に追われる女性と遭遇。窮地に追い込まれるが、女性が力の限りを尽くし発動した戦士召喚の紋章術のおかげで難を逃れ、惑星の衛星軌道上に脱出する。

『スターオーシャン:アナムネシス』
『スターオーシャン:アナムネシス』

 無限とも思われる長い地球への航路。シールドすら張れない枯渇したエネルギー。女性の使う未知の紋章術。

 さまざまな問題を抱えながら、故郷への旅が今、始まる――――。

●カギは戦士召喚の紋章術? それとも惑星ストリーム?

 宇宙暦年表を見てみると、『SO5』以外のキャラクターはそれこそ惑星ストリームのタイムゲートを使わなければ登場できないような状況ですが、未開の惑星にいた女性が発動した戦士召喚の紋章術というのも気になる部分です。

 ちなみに惑星ストリームとは、古代から存在していたと思われる謎の惑星です。遥かな古代になんらかの文明が存在した形跡を残しており、その遺跡の一つに時を司る遺跡“タイムゲート”が存在します。

 この遺跡を利用することで時間の壁を超えることができるため、惑星を中心とした半径5光年以内の宙域への侵入が一切禁止されており、周辺宙域は絶えず無数の銀河連邦戦闘専用艦により監視されています。

 特に『SO1』や『SO3』では、この惑星ストリームが物語の大きなカギを握っていました。

●宇宙歴年表

西暦2064年第三次世界大戦。地球のほとんどが2週間で放射能汚染、休戦状態に
西暦2087年/宇宙歴元年トリラス・バークタイン博士による“ワープドライブ実験”が成功。後に、この年が宇宙歴元年と制定される
宇宙歴10年SRF(第一次宇宙開拓隊)が宇宙への第一歩を踏み出す(『SO4』)
宇宙歴12年未開惑星保護条約の成立
宇宙歴207年地球にて“量子転送機”の発明
宇宙歴346年惑星ロークで石化病が発生。地球連邦所属のロニキス、イリア両氏により“紋章術”が発表される(『SO1』)
宇宙歴360年地球連邦、銀河連邦に改称
宇宙歴366年十賢者がエタニティスペースから脱出し、惑星エクスペルに不時着(『SO2』)
宇宙歴368年惑星エディフィスでムー大陸人の遺産であり、人類の文明を管理していたマザーコンピュータが発見、破壊される(『SO ブルースフィア』)
宇宙歴371年惑星エクスペルにて、ノイマン博士により“マナクリーナー”が開発される
宇宙歴537年地球にて、クルップ博士により“重力ワープ”が開発される
宇宙歴652年銀河連邦、クラウストロ人と接触
宇宙歴704年銀河連邦、クリエイションエネルギーの実用化に成功
宇宙歴710年銀河連邦、アールディオン帝国と接触、戦争勃発
宇宙歴732年戦闘艦ディグレムによる、クリエイションエネルギーの暴走事故が発生。惑星が1つ消滅
宇宙歴752年惑星ストリームにて、ロキシ・ラインゴット博士らがタイムゲートを調査
宇宙歴772年惑星国家バンデーンが惑星ハイダを襲撃し、銀河連邦と交戦状態に(『SO3』)

オリジナルキャラクターのイヴリーシュとコロが登場

 本作のオリジナルキャラクターとして、メインビジュアルにも描かれている金髪の女性“イヴリーシュ(声優:上坂すみれさん)”と、AIロボットのコロが登場します。イヴリーシュは記憶喪失とのことですが、ゲーム内で彼女の過去が明らかになるのか今から気になるところ。

●イヴリーシュ(声優:上坂すみれさん)

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲出身地:不明。

「煌星よ、彼の者を導く燈火となれ。」

 亜空間ワープ失敗でたどり着いた無人の荒野が広がる惑星で出会った女性。銀河連邦では目にしたことがない戦士召喚などの紋章術を操り、戦力がなく、先行き不安だった地球帰還の旅を助けてくれています。

 気が強く厳しい口調となることも多いが、それは仲間や周囲の人々を思ってのこと。記憶喪失で過去のことは思い出せないと話しているがコロとの掛け合いを見る限り、歳の離れた弟がいたのかもしれません。

『スターオーシャン:アナムネシス』
『スターオーシャン:アナムネシス』
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲イヴリーシュが操る戦士召喚の紋章術でしょうか?

●コロ(声優:中尾隆聖さん)

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲出身地:地球。

「はわわわわ、あれがこうなって、それがああなって どどどどどどっどうしましょう! かんちょーーー!」

 艦のオペレーションをすべて担うAIロボット。正式名称OCAI-880-56型(呼びにくいため、乗組員たちはコロと呼んでいる)。

 円滑なコミュニケーションがスピーディな艦の運用につながるという目標を掲げ製造されたが、感情表現が豊か過ぎて暴走することが多く、大半の同型AIが返品の憂き目にあっています。

 返品しない当艦の艦長に対して深い恩義を感じており、艦長が黒といえば白いものを黒というほど艦長至上主義を貫いています。

『スターオーシャン:アナムネシス』
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲かなり表情豊かなコロ。このかわいらしい見た目で、バーニィとマスコットの座を争うつもりか!?

最新の3Dモデルで過去作のキャラクターたちが描かれる

 2016年に発売された『スターオーシャン5』と、ほぼ同じCGのクオリティで過去作のキャラクターたちが描かれます。特に『SO2』まではドット絵だったため、3DCGモデルを見ると昔から知っているキャラのはずなのに新鮮な気持ちになります。

●フィデル・カミューズ(声優:石川界人さん) from『SO5』

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲出身地:フェイクリード4号星。

「これは、守るための力だ」

 カミューズ流剣術道場で師範を務める青年。レスリア王国でも有数の剣術士である父・ダリルの才能を受け継いでいます。誠実・冷静な性格ですが、その胸のうちにはアツいものを秘めています。

 クロノス事件ののち、銀河連邦の軍人を目指すように。

●ミキ・ソーヴェスタ(声優:東山奈央さん) from『SO5』

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲出身地:フェイクリード4号星。

「まだまだ成長しちゃうよー」

 呪印術士だった母の面影を追って、自らも術士となった。フィデルの幼なじみで兄妹のような存在だったが、ともに冒険をすることにより、その関係にも変化が起きているようです。

 科学士官であるアンヌのようになりたいとあこがれを持つようになり、現在は勉強中。

●レイミ・サイオンジ(声優:福圓美里さん) from『SO4』

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲出身地:地球。

「少しはみんなの役に立てるかな?」

 USTAアカデミーを首席で卒業し、第一次宇宙開拓部隊に選ばれたエリート。両親は宇宙開発局の総理事であり、サイオンジ家に引き取られたエッジとは姉妹のように育ちました。

 フォーチュンベイビー実験の成功例の1人でもあります。気丈な性格で、エッジたちをつねにフォローしました。

●シマダ(声優:茶風林さん) from『SO4』

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲出身地:地球。

「わざわざ来てやったのだ、ありがたく思え。」

 USTA副長官で、SRF計画の責任者。政界進出のために宇宙開拓を利用して功績をあげようとしていました。太陽系の危機の対処をスティーブ・D・ケニーに押し付けて食事をしていたところ、バロックダークからの極大ビームにムーンベースごと貫かれました。

●ラティクス・ファーレンス(声優:宮野真守さん) from『SO1』

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲出身地:惑星ローク。

「みんな油断するな!」

 ムーア大陸南部のクラトスに住むフェルプールの青年。幼なじみであるミリー、ドーンとともに、町の自警団を務めています。普段は冷静で静穏を好むそぶりを見せるものの、正義の心にあふれる熱血漢の一面も持ちあわせています。

 また、本作のラティはSFC版『SO1』と同じデザインとなっており、長い後ろ髪を束ねるヘアースタイルです(PSP版では後ろ髪が短い)。声優はPSP版と同じ宮野真守さんになります。

●レナ・ランフォード(声優:水樹奈々さん) from『SO2』

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲出身地:エクスペル。

「負けないからね」

 惑星エクスペル、神護の森で拾われた少女。他の人にはない治癒能力を持つこと、そして、両親が本当の親ではない事実から、自身の出生に疑念を抱いていました。

 クロードを光の勇者と勘違いし、その出会いに運命を感じたレナは、ともにソーサリーグローブの調査の旅に出ます。そして自身の出生の秘密を知るのでした。

●クリフ・フィッター(声優:東地宏樹さん) from『SO3』

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲出身地:クラウストロ3号星。

「ヒュウ♪ ……おもしれえ展開になってきやがった」

 反銀河連邦クォークのメンバー。身体能力が高いことで知られるクラウストロ人。性格も豪快で、危機に直面しても勘で押し切るなどで周囲を呆れさせることもしばしば。

 組織の命として保護目的でフェイトと接触。よき兄貴分となりました。適当な振る舞いとは裏腹に、胸のうちには確固たる理念を持っています。

●ネル・ゼルファー(声優:浅川悠さん) from『SO3』

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲出身地:エリクール2号星。

「これもアペリスの思し召しってやつさ」

 宗教国家シーハーツで封魔師団“闇”を率いる隠密。王族側近にしか伝えられない秘術である、“施術”の使い手。忠義に厚く、任務をまっとうするためなら命をも捨てる覚悟を持ちます。同僚であり、幼なじみのクレアとはクリムゾンブレイドと呼ばれ、女王より信頼されています。

美麗なグラフィックと直感的に楽しめるバトル!

 コントローラでは味わえない、シリーズ最速のバトル体験。シリーズの特徴であるリアルタイムアクションバトルはさらに進化。スマートフォンのゲームとは思えないくらいのハイエンドグラフィックによる爽快なバトルが楽しめます。

 操作も直感的かつ、気持ちのよいアクション性を行うための新たなシステムになっています。

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲タップで攻撃! 画面右下のSやLの文字はバトルレンジを表しているのでしょうか。
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲スワイプでフィールドを自由に移動! ピンクの髪のキャラが見えますが、これは『SO1』のミリーでしょうか!?
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲フリックで回避。
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲ボスバトル。
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲惑星メーア。聞いたことがない星ですが、いずれは見知った星にたどり着くこともあるのでしょうか。
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲さまざまな星を探索しましょう。
『スターオーシャン:アナムネシス』

双破斬やマイトハンマーなどシリーズおなじみのバトルスキルが登場

 シリーズを代表するバトルスキルも登場します。画像をよく見てみると、『SO5』のアンヌやエマーソン、パヴィヌや『SO3』でネルが率いる封魔師団“闇”のメンバーであるタイネーブとファリン、『SO1』のロニキスらしき姿も確認できます。

●アイスニードル

『スターオーシャン:アナムネシス』

●ヴィクトリー・テラー

『スターオーシャン:アナムネシス』

●ハング・スラッシュ

『スターオーシャン:アナムネシス』

●レーザー・エミッション

『スターオーシャン:アナムネシス』

●マイト・ハンマー

『スターオーシャン:アナムネシス』

●ロックレイン

『スターオーシャン:アナムネシス』

●双破斬

『スターオーシャン:アナムネシス』

シリーズ初の4人マルチプレイを搭載。超必殺技“ラッシュコンボ”も登場

 ゲージをためて超必殺技“ラッシュコンボ”が発動。パーティキャラの数だけ連続して発動することも可能です。

『スターオーシャン:アナムネシス』
『スターオーシャン:アナムネシス』
『スターオーシャン:アナムネシス』
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲ネルが使う技は“裏桜花炸光・散華”。『SO1』ではイリアが、『SO3』ではネルが、『SO5』ではヴィクトルが“裏桜花炸光”を使用できました。
『スターオーシャン:アナムネシス』
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲こちらは『SO3』のマリアでしょうか。かなり登場キャラの幅が広いことがうかがえます。

 さらにシリーズ初となる、スマホならではの4人同時マルチプレイも実現しました。

事前登録20万人突破で☆4 ウェルチが手に入る

 事前登録では、最大で紋章石が5,000個(500個でガチャ1回)もらえるキャンペーンを実施。登録者数20万人突破では☆4 ウェルチがプレゼントされますので、ぜひチェックしてください。

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲紋章石。
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲指差し棒。
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲ウェルチ。
登録1万人突破紋章石500個プレゼント
登録3万人突破さらに紋章石1,000個プレゼント
登録5万人突破さらに紋章石3,500個プレゼント
登録10万人突破『ヴァルキリープロファイル』キャラクター参戦
登録15万人突破☆4武器:指さし棒プレゼント
登録20万人突破☆4 ウェルチプレゼント

バーニィがぬいぐるみに!

 シリーズ20周年を記念して、おなじみのマスコットキャラクターが商品化。『スターオーシャン』シリーズではおなじみのバーニィが、全長35センチのBIGぬいぐりみになって、プライズ用景品として登場します。

『スターオーシャン:アナムネシス』

 思わず触りたくなるもっふもふな毛並やつぶらな瞳で、バーニィのかわいさが再現されています。

商品名:『バーニィ BIGぬいぐるみ』
展開時期:11月下旬
種類:1種
サイズ:約35cm
取扱店:全国のセガのアミューズメントスポット
発売元:フリュー株式会社

【SO:アナムネシス注目記事】

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