NTTコミュニケーションズとミランティス・ジャパンは2016年10月21日、OpenStack環境のマネージドプライベートクラウドをサービスとして提供する“Managed Private OpenStack as a service”などのグローバル展開に向けて協業すると発表した。日本における企業向けOpenStackの普及とエコシステムの拡大を推進していく。10月19日付で合意した。
合意に基づき両社は、NTTコムのクラウドサービス「Enterprise Cloud」の専有型ベアメタルサーバーや、NTTコムのデータセンターで運用されるサーバー機器で、ミランティスの「Mirantis Managed OpenStack」が利用できる環境を、2016年度中に提供するための共同開発を開始する。顧客は、多様なニーズに応じたOpenStackベースのプライベートクラウド環境を迅速かつ低コストで導入・利用できるようになるという。
NTTコムは、クラウド・データセンター・セキュリティ・マネージドサービスなどの各種サービスをグローバルに提供するとともに、世界中の主要データセンター間と「Enterprise Cloud」間を最大10Gbpsの広帯域ネットワークで接続するサービスを提供する。
また、ミランティスは、OpenStackプロジェクトのトップコントリビューター。Mirantis Managed OpenStackは、クラウド基盤向けソフト「Mirantis OpenStack」に、24時間365日保守サービスやオープンソースのツール類を組み合わせた。最大99.99%のSLAにて提供する。
両社は、それぞれの強みを生かして、俊敏性・信頼性・運用管理性・高セキュリティなど、企業のさまざまなニーズに対応するOpenStackベースの“Managed Private OpenStack as a service”のグローバル提供を推進するとともに、運用管理の効率性を高める“Managed OpenStack Infrastructure as a code”の提供を目指す。
[NTTコミュニケーションズのWebサイト]
[ミランティス・ジャパンのWebサイト]