オンライン英語学習ソフトウエア開発のコーリジャパンは10月20日、人工知能(AI)を応用した言語学習プラットフォームシステム「Cooori」の法人向けプログラムの販売を本格化すると発表した(写真)。

写真●コーリジャパン社長CEOのアルナ・イェンソン氏
写真●コーリジャパン社長CEOのアルナ・イェンソン氏
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 CoooriはiPhoneやAndroid端末用アプリ、パソコンを通じて利用できる。過去のユーザーの学習履歴データを基に、ユーザーとなる日本のビジネスパーソンの癖や習熟度に応じて、間隔を置いて反復学習できるように最適化した問題をAIで提示する。従来の学習法よりも効率的な語彙力の向上が可能としている。

 アイスランド出身のアルナ・イェンソン社長CEOは東京工業大学大学院情報理工学研究科でアイスランド語音声認識システムを開発し、博士課程を修了。2015年に、アイスランド法人Coooriの日本法人コーリジャパンを設立した。プラットフォームの開発には自然言語処理などの技術を応用したという。

 コーリジャパンは、1日15分3回分のプログラムを12週間継続することで、英語能力テストTOEIC100点のスコアアップを保証するとしている。法人向けプログラムのユーザー1人当たりの利用料は10万円で、利用数に応じて割り引く。これまでに大同特殊鋼など10社ほどの利用企業があるという。