キヤノンITソリューションズは2016年10月19日から21日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2016」で、「AWS移行クイックアセスメントサービス」の説明ブースを設けている。オンプレミスで運用している既存システムをAmazon Web Services(AWS)へ移行する難度を1週間程度で診断するサービスで、個別に提供していた診断サービスをメニュー化したもの。
診断サービスはキヤノンITソリューションズが顧客企業の既存システムの構成や利用規模を調べ、AWS移行の難度をレポートにする。移行費用や既存システムの構成に応じて、推奨する移行方法を提案する。
移行方法には既存のシステム構成のまま移行する「ストレートマイグレーション」と、移行時にシステム構成を作り変える「リノベーション」がある。移行費用や作業期間を抑える、移行時に機能を追加するといった要望も盛り込んで提案する。移行費用や移行後の運用コストも試算できる。
要望の多いデータベースの移行は、システムの使い方を解析して移行の難度をグラフ化する。データベースの使い方によってはAWSの特性に合わせた変更が必要な場合もあり、その際に必要な作業量を数値化する。
サービスはレポートを基にしたワークショップを含む。レポートの説明を受けたり、移行方法を相談できたりする。AWS移行クイックアセスメントサービスの料金は税別18万円。