インディーズゲームの小部屋：Room＃452「BLUE REVOLVER」

　久しぶりに中国に行って，北京ダックを満喫してきた筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第452回は，Stellar Circleの「BLUE REVOLVER」を紹介する。本作は，ハイセンスなグラフィックスと音楽が光る，縦スクロールの弾幕系シューティングだ。それにしても，街中が白く霞んでいるのにはびっくりしたけど……。


　本作の舞台となるのは，プログラムコードの形をした魔法を使って，自然を自由に操作できる世界。しかし，誤ったコードの使い方をするとジャンクデータが発生し，環境を汚染してしまう。そのため，高度なプログラムを作成する者には，ライセンスの所持が義務付けられている。


　その取締りを行うのが「Technician」と呼ばれる専門家集団で，中でも高い実力を持つことで知られるのが「Blue Revolver」というグループだ。そんな彼らに目を付けられてしまったのが，天才的なプログラマーであるMaeという少女。たぶん非正規プログラマーな彼女は，Blue Revolverが差し向けてきたエージェントに逆襲をしかけるのだった……。


　本作は縦スクロールの弾幕系シューティングで，プレイヤーはMaeもしくはBlue RevolverのメンバーであるValのどちらかを選んで，全5ステージの戦いに挑むことに。それぞれに，「Wide」「Power」「Follow」という3種類のショットタイプと，性能が異なる4種類のデバイス（武器）が用意されているので，自分好みの組み合わせで出撃しよう。


　基本的な操作方法は，方向キーによる移動と，ショット，ラピッド（ショット連射），ボム，スペシャルウェポンの4ボタンでの攻撃を行うというもの。スペシャルウェポンは威力の高いショットとして使えるが，使用中は画面左下のゲージが減少していく。ゲージは主に地上敵を破壊したときに出現するカプセルを取ることで回復する仕組みだ。
　また，ボムは画面内の敵弾を消してゲージ回復アイテムに変換し，一定時間無敵になれるので，いざというときは出し惜しみせずに使っていこう。


　公式サイトに，ケイブやライジングのシューティングゲームにインスパイアされたとあるように，本作は地上と空中からわんさかと出現する敵を豪快に破壊していくという王道スタイルのシューティングで，スペシャルウェポンを使った本作ならではのスコアシステムが特徴だ。
　連続して敵を倒すと最大8HITのコンボが発生し，コンボゲージが途切れる前にスペシャルウェポンで敵を倒すと，HIT数に応じた倍率のスコアアップアイテムがじゃらじゃらと出現する。うまくコンボを決めて，アイテムを大量に獲得したときの爽快感は格別だ。

ギャラリーモードでwoof氏のイラストを閲覧することもできる

　そして，何といっても大きな魅力となっているのが，カラフルな色づかいによるハイセンスなグラフィックスと，高揚感をかき立てる素晴らしい音楽。とくに，ひと目見たら忘れられない，イラストレーターのwoof氏によるイラストは印象的で，筆者のお気に入りだ。シューティングゲームが好きな人なら間違いなく楽しめる一本なので，興味を持った人はぜひどうぞ。そんな本作はSteamにて1480円で発売中だ。

■「BLUE REVOLVER」公式サイト

http://bluerevolvergame.com/