松森彩夏(22)はパットが好調で8バーディーを量産した。「ショットはいいので、3メートルが1つでも入れば流れがくる」と思っていたそうで、1番でさっそく3メートルを決めた。その後、2番、14番、18番で3メートル、8番ではカラーから5メートル、12番では8メートルを沈めた。

 2週前の日本女子オープンからパターを替えた。それまでマレット型を使っていたが、タッチが合わず、オデッセイの新製品「DYPE」へ。マレット型の前に使っていたオデッセイ「2ボール」とフェースの素材が同じで、感触を取り戻した。「DYPE」はドル(D)、円(Y)、ポンド(P)、ユーロ(E)の略で、ソール部分に「$」「¥」「ポンド」「ユーロM」の模様が刻印されている。まさに「パット・イズ・マネー」を象徴するようで、10日には男子の池田勇太の勝利も呼び込んでいる。