4年ぶりの日本オープン参戦となった石川遼(25=CASIO)はノーバーディー、5ボギーの75で回り、5オーバーの61位だった。

 前日は疲労を考慮して練習ラウンドを回避しており「体調は100%」。ただ「最初の数ホールは緊張して、体がうまく回らなかった」と話す。ティーショットをいきなり左の林に入れた1番は、9番アイアンの第2打でグリーンを捉える絶妙なトラブルショットでパーセーブ。しかし、その後はショット、アプローチの精度を欠いた。9番ではグリーン左ラフからのアプローチが「完全にダフって」バンカーへ。バーディーが欲しいパー5で、パーにとどまった。

 松山英樹(24=LEXUS)、アダム・スコット(36=オーストラリア)との同組には「ずっとこのままやっていたいくらい、楽しい時間でした」と充実感をにじませたが、プレーは不完全燃焼。「(3人で)英樹しかバーディーが取れなかった。難しいという雰囲気を作ってしまった。明日は3人でバーディーを取っていければ」と巻き返しを誓っていた。